犬の飼い主として守りたい、お散歩やドッグランでのマナー

犬はいつも私たち飼い主に癒しを与えてくれ、心を和ませてくれます。
多くの飼い主さんがマナーを守っている一方、無責任な飼い主さんによるマナー違反や迷惑になる行動によるトラブルも近年問題になっています。
他の人や他のワンちゃんに迷惑をかけないようにマナーを守ることは、犬の飼い主として当然の責任です。

私たち飼い主が責任持った行動をとらないと、大切な愛犬まで悪い印象を持たれてしまうかもしれません。
愛犬のためにも私たちがマナーを守ることが重要です。

今回は犬を飼っている者として守りたい、お散歩やドッグランでのマナーをまとめました。

お散歩時のマナー

お散歩はほとんどの犬にとって毎日欠かせない日課です。
外は他の人や他のワンちゃんもいます。犬を飼っていない方も含め、みんなの公共の場所です。
最も私達飼い主のマナーが問われる場面ではないでしょうか。

リードをつける

散歩をしているとよく犬をノーリードでお散歩している飼い主さんを見かけます。

「うちはしつけがちゃんとしてあるから大丈夫」
「人に飛び掛かったりすることはないから」

と思ってノーリードにされている方もいると思います。

しかし道には犬好きな方ばかりいるわけではありません。
犬が苦手な方や犬が苦手なワンちゃん、お年寄り、小さいお子さんもいます。

犬が苦手な方がノーリードの犬にびっくりして転倒してケガをさせてしまうかもしれません。
リードを付けていない犬に驚いた他のワンちゃんが、逃げて走行中の車に飛び出してしまう可能性もあります。

また万が一、予期せぬ音や出来事があった場合、ノーリードの犬自身が驚いて道路や線路に飛び出してしまう危険さえもあります。

他人に迷惑をかけないためにも、愛犬の安全を守るためにも、お散歩中に犬にリードをつけることは大切ではないでしょうか。

ポイ捨てしない・拾い食いさせない

お散歩していると、道にたばこの吸い殻ガムやお菓子の空袋など落ちているのを見かける方もいらっしゃるのではないでしょうか。

散歩を始めたばかりの子犬や拾い食いの癖がある犬などは誤って食べてしまうかもしれません。
命にも関わる大変な問題になりかねません。

犬を飼っていてもいなくても、ポイ捨ては絶対にやめましょう。

また、犬を飼っている私たち飼い主も愛犬に拾い食いさせないよう、しっかりしつけを行う必要があるのかもしれません。

犬の排泄物は持ち帰る

自宅で排泄を済ませるようしつけしている飼い主さんもいらっしゃると思いますが、お外で排泄する子もいます。
お散歩時の犬の排泄物を持ち帰るのは当然と考えている飼い主さんがほとんどだと思います。

排泄物の持ち帰りを促す看板もたくさん設置されています。


■犬のフンの始末を促す看板

それにも関わらず道を歩いているとウンチがそのまま残されていたり、道の真ん中や私有地にそのままにされていたりするのを見かけます。
それを見かけるたび悲しい気持ちになりますし、犬連れでないお散歩中の方たちも不快な思いをします。

散歩の最低限のマナーとして、犬の排泄物は必ず持ち帰りましょう。

私が愛犬のお散歩時に持ち歩いている排泄物の処理グッズを紹介いたします。
と言っても特別なものはありません。皆さんがお持ちのものかと思います。
家にあるものですべて揃えられるかと思います。これらを持ち歩くだけで、排泄物の始末がとても便利です。

・犬のおしりを拭いたり、ウンチを取るためのトイレットペーパー
・取ったウンチを入れるポリ袋
・コンクリートなどが汚れてしまった際に掃除する小型ブラシ
・コンクリートの汚れを取ったり、おしっこを流す水道水
・排泄物を入れたポリ袋やゴミを入れる袋

自転車で散歩しない

特に大型犬のお散歩や、引きの強い犬のお散歩時に自転車に乗って転倒したという話も聞きます。

自転車でのお散歩は、車輪にリードが絡まり、飼い主さんも転倒してけがをしてしまうこともあり危険です。

ロングリードを使用する際は周りや場所を配慮する

愛犬を自由に走らせてあげたいと思う飼い主さんもいらっしゃるかと思います。

ロングリードや伸縮リードを使う際は、周りの人や車などに十分に配慮して使うようにしましょう。
愛犬から目を離さないようにすることも大切です。

また車が走行している道路沿いや狭い道や多くのお子さんが遊んでいる公園などは避け、広くて周りに迷惑のかからない場所を選びましょう。

ドッグランでのマナー

多くの犬が自由に走り回れる、犬のための「ドッグラン」。
他のワンちゃんや飼い主さんに迷惑をかけないように、みんながルールやマナーを守って楽しく遊べるのが一番ですよね。

最初はリードを付ける

いきなりリードを離してしまうと興奮してしまったり、他の子とうまくコミュニケーションが取れなくてケンカになってしまうかもしれません。

ドッグランに入ったら、まずはリードをつけたまま犬の様子を見守り、徐々に他の子と挨拶したり慣れてきたら、放すようにしましょう。

おしっこやウンチをさせない

ドッグランは他のワンちゃん達も走り回る場所です。その敷地内でウンチやおしっこをさせないように気を付けましょう。

やむを得ず愛犬が敷地内で排泄してしまった場合は速やかに処理するようにします。

おもちゃやおやつは持ち込まない

他の子もいる場所で愛犬にだけおもちゃやおやつを与えてしまうと、他のワンちゃんも欲しくなってしまうかもしれませんし、奪い合いのケンカに発展してしまうかもしれません。

ドッグラン内にはおもちゃやおやつを持ち込まない方が良いようです。

小さなおもちゃであれば、持ち込みOKのドッグランもありますので、ドッグランに行く前に確認すると良いですね。

おわりに

このように犬の飼い主が守らなければいけないルールやマナーがいくつもあります。

周りに迷惑をかけないためにも、愛犬のためにも、しっかりマナーを守って気持ちの良い犬との生活を心がけていきたいものですね。