うさぎに散歩は必要?「うさんぽ」向きの性格や注意点をご紹介

うさぎとピクニックをする女の子
ウサギのレジャー

「一緒に外で散歩をしたい」「風景が綺麗な場所でうさぎを撮影したい」など、うさぎを外へ連れ出したいと思う飼い主さんは多いのではないでしょうか?

実際に、自然の中を散歩するうさぎの写真をSNSに投稿している飼い主さんは増えています。

ですが、実は「うさぎを外へ散歩に連れ出すこと」は賛否が分かれる問題です。

うさぎを散歩する必要性や、「うさんぽ」する場合の準備・注意点をまとめました。

「うさんぽ」とは

花を見ているウサギ

うさぎにリードとハーネスをつけて外で散歩することを「うさんぽ」といいます。

散歩といっても、犬の散歩のように一緒に道を歩くわけではありません。

うさぎをキャリーに入れて外へ連れ出し、静かで落ち着いた場所で、リードとハーネスをつけた状態のうさぎが跳ねる姿を見守ることを指します。

うさんぽをしながら撮影をするなど楽しく過ごすことで飼い主さんとうさぎの絆が深まり、うさぎの気分転換にもなります。

飼い主さん同士が交流する機会があれば、うさぎの情報交換もできるでしょう。

うさぎに散歩は必要?

窓辺のウサギ

うさんぽは必須ではありません。

ケージ内だけの生活では運動不足になってしまいストレスが溜まるため、ケージから出して部屋の中を散歩させる「部屋んぽ」は推奨されています。

うさんぽの目的は、運動不足を解消することよりも自然と触れ合うことで気分転換をすることです。うさぎの性格によっては外の刺激がストレスになるため、必須ではないとされています。

うさぎの性格がうさんぽに向いているようであれば、外へ出かけてみてもよいでしょう。

うさんぽが向いているうさぎの性格

うさぎはの性格はそれぞれ違いますが、被捕食動物なので警戒心が強く臆病な子が多いです。

新しい場所に自ら行く好奇心旺盛なタイプや、部屋の中だけでは運動が足りない活発なタイプの子は、外での散歩に向いています。

縄張り意識が強いタイプや臆病なタイプのうさぎは、少しの環境の変化も苦手なことが多いため、外での散歩には向いていません。

環境の変化が苦手なタイプでも、ペースに合わせて少しずつ慣らしていくことで徐々に平気になる子もいます。

うさんぽデビューはいつから?

うさぎの散歩デビューは、成長が落ち着いてくる生後5~6ヶ月以降がおすすめです。

免疫が少なく体の成長が未熟なうちに散歩をしてしまうと、体調を崩してしまう可能性があります。

うさんぽに行く前に必要なこと

外にいる白いウサギ

外には、うさぎにとって危険なものがたくさんあります。

うさぎは危険を察知してパニックを起こすと、その場から逃げ出してしまうことがあります。知らない場所へ行ってしまうと、迷子になったり事故やケガをしたりする可能性があり危険です。

パニックの対象から守るために飼い主さんが抱っこをすることになりますが、ほとんどのうさぎは抱っこが苦手です。パニックを起こしたうさぎを抱っこするのはさらに至難の業でしょう。

うさぎを落ち着かせるためにも、「キャリー」「ハーネス」「リード」を用意しておくことが大切です。

急にハーネスとリードをつけてキャリーに入れてしまうとうさぎが怖がってしまうため、散歩に行く前にキャリーやハーネスに慣れてもらうためのトレーニングを行いましょう。

ハーネスに慣れてもらう

うさぎ専用のハーネスに慣れさせるには、短時間から始め、少しずつトレーニング時間を長くしていくことが重要です。

まずは、うさぎが部屋んぽをしているときにハーネスを装着してみましょう。

ハーネスをつけると、嫌がり噛んで取ってしまううさぎもいます。うさぎの意識がハーネスに向き過ぎないように、ハーネスを装着したら大好きなおやつを与えてみてください。

おやつをたくさん与えてしまうと肥満の原因になるため、適量のおやつを小さく千切り、少しずつ与えるのがポイントです。

ハーネスに過剰に反応しなければ、ハーネスをつけたまま部屋んぽをしてみましょう。

部屋んぽをしているときも、少しずつおやつを与えてください。「ハーネスをつけるとおやつがもらえる」と覚えることで、ハーネスを嫌がらなくなります。

何よりも、飼い主さんの手から与えたおやつを食べることに慣れさせることが大切です。散歩で外に出て同じようにおやつをあげたときに、うさぎがリラックスできます。

ハーネスに慣れたら、ハーネスにリードをつけて飼い主さんも一緒に歩いてみましょう。

この時、うさぎをリラックスさせるために声をかけながら歩いてくださいね。

キャリーに慣れてもらう

キャリーに慣れると、病院やホテルへの移動がしやすくなります。うさんぽの予定がなくても、うさぎをキャリーに慣れさせておくとよいでしょう。

まず、うさぎがいる空間にキャリーを置いて扉を開けます。

うさぎが自らキャリーに入るよう、扉の近くに好きなおやつを置きます。

最初は警戒していても、少しずつキャリーに入るようになったら、たくさん褒めてあげましょう。

うさぎが嫌がらずスムーズにキャリーへ入るようになったら、扉を閉めます。

抵抗がないようであれば、飼い主さんがキャリーを持ち上げて移動してみましょう。

うさんぽに必要なグッズ

餌を食べるウサギ

ハーネスとリード

首輪ではなく、うさぎの体全体を覆うハーネスを装着してください。

うさぎは骨が細く毛が多い動物なので、首輪では外れやすく、引っ張ったときに首が締まってしまい危険です。

うさぎのハーネスは、体とハーネスの隙間に人差し指が入るくらいのサイズを選びましょう。

キャリー

大きめのうさぎだと、小動物用キャリーでは狭いことがあります。その場合、犬猫用のキャリーで代用してもOKです。

うさぎは肉球がなく、足裏は毛で覆われています。底がツルツルと滑りやすい不安定な状態では、ケガをする可能性があるだけでなく不安やストレスを感じるでしょう。

犬猫用のキャリーを使う場合は、底にスノコや牧草を敷き、うさぎが滑らないよう工夫してあげてくださいね。

給水ボトル

水分補給ができるように給水ボトルを用意します。

給水ボトルが設置できるキャリーなら、必ず設置しましょう。

おやつや牧草

うさぎは常に食べていないと、消化不良を起こしてしまう動物です。

キャリーの中でも食べられるよう、牧草やペレットを用意してあげてください。

おやつは、うさぎをリラックスさせるために用意しておきましょう。

ペットタオル・ウェットティッシュ

散歩を終えて帰るときにうさぎの手足が汚れていると、キャリーの中が汚れてしまいます。

すぐに拭けるよう、ペットタオルやウェットティッシュを準備しておきましょう。

ゴミ袋

犬の散歩と同じく、うさぎの散歩でも排泄物を持ち帰るのが義務です。

食べ終わったおやつの袋や体を拭いたウェットティッシュなども、ゴミ袋に入れて持ち帰りましょう。

うさんぽ場所の選び方

公園にいるウサギ

まずは、飼い主さんだけでうさんぽする場所の下見をしましょう。

最初は、短時間・短距離の場所がおすすめです。自宅のベランダや庭がよいでしょう。

その時に、うさぎの反応と行動を観察してください。

緊張しているとき、そして緊張が解けたときにどのような様子と行動を見せるのかチェックします。

うさぎが落ち着いて歩いたり匂いを嗅いだりできていれば、場所は変えずに少しずつ外にいる時間を伸ばします。

その場所に慣れたら、家から近い別の場所に変えて散歩してみましょう。

これを繰り返すことで、うさぎが「初めて行く場所」に慣れやすくなります。

うさんぽ中の注意点

男の子とウサギ

うさぎは暑さにも寒さにも弱い動物です。

うさんぽには、うさぎに適した気温と場所を選ぶことが大切です。

春や秋など、人も過ごしやすいと感じる季節がうさんぽにも適しています。季節によって、散歩する時間帯も変えるのがおすすめです。

犬や猫、カラスなどうさぎを攻撃する可能性がある動物との接触がない場所や、除草剤や農薬が使われていない場所、車や自転車が多い場所など、うさぎに危険が多い場所を避けてください。

うさぎによっては、同じ場所を繰り返し散歩をしても慣れないこともあります。

うさぎの性格に合わせ、散歩する場所を選んであげましょう。

うさんぽが終わったら

ウサギを抱っこする女性

散歩が終わったら、体についている土や草を濡れたタオルで拭いてあげましょう。

散歩で汚れてしまったとしても、うさぎをお風呂に入れることはおすすめできません。

うさぎはもともと毛繕いで体を清潔に保つ動物で、水に濡れるのが苦手です。

うさぎの体が汚れたら、水ではなくタオルで拭いてあげましょう。

汚れが落ちない場合は、小動物専用の水のいらないシャンプーがおすすめです。

ノミやダニがついていないかを確認するために、ブラッシングも行いましょう。

まとめ

ウサギににんじんを食べさせている女の子

うさぎを外の散歩に連れ出すことは、事前準備や気配りが必要なため大変だと感じるかもしれません。

ですが、いつもと違う環境でうさぎと一緒に飼い主さんが過ごすことで、思い出が増えるのは大きなメリットです。うさぎを飼っている他の飼い主さんと話すきっかけができるのも、うれしいポイントではないでしょうか?

うさぎのペースに合わせて、ゆっくり「うさんぽ」を楽しんでくださいね。

公開日:2019/03/08  最終更新日:2022/02/15

tori7535

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愛玩飼養管理士1級、認定動物看護師の資格を持つ、元ペットショップスタッフです。 ペットショップで働いていたときは、犬猫、小動物のお世話や販売を行っていました...

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