チンチラの色や価格を知って飼いたい!性格や飼うために必要な環境は?

チンチラと女性
小動物の飼い方

空前のペットブームを巻き起こしている日本では、海外の珍しい動物「エキゾチックアニマル」を家族に迎え入れる人が少しずつ増えています。

その中でも人気の一種がチンチラです。

今回は、人気急上昇中のチンチラの性格やカラー、飼うにあたっての注意点などをご紹介します。

チンチラとは?

チンチラと聞くと、猫やウサギを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

ですが、実は「チンチラ」という名称は齧歯類(げっしるい)のテンジクネズミ亜科のチンチラが発祥です。

ちなみに猫やウサギにチンチラと呼ばれる品種がある由縁は、被毛がテンジクネズミ亜科のチンチラに似ているからだそうです。

チンチラ

そうなのです、この子達こそが元祖チンチラなのです。

チンチラは元々は南アメリカのアンデス山脈に生息していましたが、その美しい被毛を持つチンチラを見つけた人間は、チンチラの毛皮を狙い始めます。

チンチラは手のひらサイズより一回り大きいほどのサイズのため、人間の毛皮を作るには何百匹もの犠牲が必要です。

しかし、この肌触りの良い毛に魅了された人々は、次々にチンチラを捕獲していきました。

結果、1900年代にはチンチラは絶滅の危機に瀕してしまったのです。

これが世界各国で問題となり、今では野生チンチラの捕獲や商用利用での輸出が禁止されました。

このような理由から、現在ペットショップなどで販売されているチンチラは、全てブリーダーから輩出されています。

色が豊富なチンチラのカラーバリエーションと価格

チンチラの魅力のひとつは、とても豊富なカラーバリエーションです。

元々のチンチラは単色のみでしたが、チンチラブリーダー達の努力によって多くのカラーが誕生しました。

チンチラは色によって生体価格も大きく変わってきます。

ここではチンチラの代表的なカラーを価格の目安とともにグループ分けにして見ていきましょう。

スタンダードグレー系

スタンダードグレー系

スタンダードグレーはナチュラルカラーとも呼ばれ、この毛色こそが元々の野生のチンチラカラーです。

岩場で暮らすチンチラは、このグレーの色が保護色になっていました。

一口にグレーといっても明るいグレーから濃いグレーまで濃度はさまざま。

やや青みがかった色合いで、おなかが白いのが特徴です。

このカラーの個体が最も多く、価格も1万円台~3万円程度と比較的低めです。

ホワイト系

ホワイト系

ホワイト系には真っ白なホワイトの他に、耳がピンクがかったピンクホワイト、ところどころにグレー系の模様が入ったモザイク、方向によって被毛が黄金に輝くゴールドバーなどが誕生しています。

「ホワイト」は、雪のように真っ白な個体だけではなく、ベージュのような色の被毛が混じる子もいます。耳はピンクで、目の色も黒や茶色、やや赤みがかっている子とさまざまです。

価格は6万円~8万円程度でしょう。

「ピンクホワイト」は、特徴的なのは、耳と目がピンクなところ。被毛は全体的に白いのですが、茶色の毛が混じっている子もいます。

とても珍しいので10万円超えの価格の子もいます。

モザイクは「パイド」とも呼ばれます。

ブチ模様の子や、ほぼ白や薄グレーの単色に見える子まで、かなり色の違いに幅があります。

価格も、配色によってかなり異なります。

「ゴールドバー」はかなりの希少種!

ホワイトとは遺伝子が違い、光に当たると被毛が金色に光るのがゴールドバーです。

とても珍しい価格チンチラですから、価格は10万円以上はするでしょう。

ブラック系

ブラック系

最も手触りが良い毛質を持つブラック系カラー。

その触り心地は高級絨毯のようだそうです。

ブラック系カラーのなかで単色の黒の子は「ブラックエボニー」という品種です。

両親の色によって濃淡が出るので、濃いグレーの子は「チャコール」、茶色が飼っている子は「マホガニー」と呼ばれる場合も。

価格は5万円~7万円前後でしょう。

お腹周りが白みがかっているのは「ブラックベルベット」。

顔や背中は黒いのですが、顎からおなかにかけて白い美しいグラデーションが見られます。

こちらも価格は5万円~7万円前後と言われています。

シナモン系

シナモン系

「シナモン」は優しいふんわりとした雰囲気が可愛い、全体的に薄い茶色のチンチラです。

目が赤みがかっているのが特徴。

耳はきれいなピンク色ですが、年齢を重ねるごとに柄が現れることもあります。

「ベージュ」はほぼ「シナモン」と同じ柄と色合いですが、目の色が黒の子を「ベージュ」とすることが多いようです。

「ベージュ」も「シナモン」も価格はおおよそ3万円~6万円程度です。

バイオレット系

バイオレット系

「バイオレット」は、頭や背中が青紫のすみれ色でお腹は白い品種。

チンチラのなかでは1、2を争う、とても人気のあるカラーです。

6万円~10万円近くする子もいるそうです。

バイオレットやスタンダードグレーよりも、より青みが強く出る個体は「サファイア」と呼ばれます。

希少種なので価格は7万円~12万円程度。

「ブルーダイヤモンド」は専門店にもめったに入荷しない希少種。

明るく青みがかったグレーの被毛が白いお腹へのグラデーションを描きます。

さらに希少なので、価格は10万円~13万円程度となっています。

チンチラは今のところ主にこれらのカラーを持った子がいますが、今後のブリーダーの繁殖活動によって更に新しいカラーが増えるかもしれません。

今後もチンチラカラーから目が離せませんね。

チンチラの性格

おちゃめなチンチラ

チンチラは、一言でいうとお茶目な性格です。

マイペースで明るく、元気いっぱいに遊びまわるため、見ているこっちまで元気が出てくるという飼い主さんがほとんどです。

さらにネズミ科だからといってあなどることなかれ!

実はチンチラは頭も良く、名前を呼べば来てくれることだってあるんです!

そして仕草もいちいち可愛い!

私もチンチラを飼いたいのですが、今のところまだ実現できておらず、代わりにSNSなどで毎日チンチラの飼い主さんの投稿をこっそり(がっつり?)拝見させてもらっています。

動画を見ているとチンチラが小さな手で一生懸命ご飯を食べたり、飼い主さんに寄り添ってすやすや寝ていたり、元気にピョンピョン跳ねまわっていたり、その仕草の可愛さたるや。

見ているだけで癒されるのですから、懐かれる飼い主さんはもっと幸せなんだろうなあ…とつくづく感じます。

チンチラの寿命は長い!

チンチラの赤ちゃん

見た目はネズミっぽいし、ハムスターの寿命は2~3年だから大きさから見て寿命は5年くらいかな?

なんて思って調べてみたら、なんと10~15年も生きるのだそうです。

犬や猫と変わらないじゃないの!

中には20年以上生きる子だっているのです。

もちろんどんな子を家族に迎え入れる際もそうなのですが、飼育する際には、十数年面倒を見る覚悟で迎え入れましょう。

チンチラの飼育環境を整えよう

チンチラ(ホワイト系)

実際にチンチラを家族に迎え入れるためには、色々と気を付けなければならないことがあります。

暑さに弱い

チンチラは元々、標高が高く気温が氷点下になる環境下で暮らしていた動物です。

ですので、暑さは大の苦手。

気温が26度以上になるとストレスを感じるので、夏場や暑い時期にはエアコンが必須です。

だからといってエアコンの風を直に当てるのはNG。

直風の当らないところにケージを設置し、涼しい環境を作ってあげましょう。

トイレはあまり覚えられない

中にはトイレを覚えてきちんと同じ場所でする子もいるようですが、基本的にはトイレを覚えない動物です。

チンチラの腸は常に動いているため、特にフンはわりとあちこちでするようです。

ですがフン自体は米粒のような大きさで硬いため、万が一飼い主さんが踏んでしまっても問題はありませんよ。

ちなみに、たまに柔らかいフンをすることがあるのですが、これはなんと食用なのだそうです。

もちろんチンチラ用ですよ、飼い主さん用ではありません。

この柔らかいフンを食べることで、一回で摂りきれなかった栄養を再度吸収するのだそうです。

これのようなフンを、食糞と言います。問題はないといえ、初めて食糞を見る人はびっくりするかもしれませんね。

ケージの外に出す際の注意点

チンチラ

いつもケージの中で滑車を回しているだけだと、チンチラは運動不足になったりストレスが溜まったりしてしまいます。

ですので、チンチラが生活に慣れてきたらお部屋に出して散歩(部屋んぽ)をさせてあげましょう。

その際、チンチラにとって危険なものは取り除かなければなりません。

電気コードやボタン、大切な書類なども平気でかじったり飲み込んでしまうので、チンチラを部屋に出す際には危険なものや大切なものは隠しておきましょう。

また、齧歯類(げっしるい)であるチンチラは一生歯が伸び続ける生き物で、何か硬いものをかじらなければ生きていけません。

というわけで、目につくものは何でもかじります。

イスや机、壁、棚…部屋がボロボロになってしまうかもしれない覚悟が必要です。

チンチラを診てもらえる動物病院を探しておく

チンチラももちろん病気や怪我をすることがあります。

そんな時に困らないよう、チンチラを診てもらえる動物病院をあらかじめ探しておくと安心です。

チンチラはまだまだペット界では珍しい動物です。

ですので、チンチラのようなエキゾチックアニマルを診てくれる動物病院はあまり多くありません。

チンチラと少しでも長い時間を一緒に過ごせるよう、飼育を決める前にリサーチしておいてくださいね。

まとめ

チンチラと女の子

チンチラは犬や猫より小さいため飼育しやすいと思いがちですが、寿命が長いため長期の飼育が必要になります。

頭も良く愛嬌もあるため、チンチラは飼い主にとって最高のパートナーにもなってくれます。

飼育環境が整えられそう!と思った方、ふわふわで可愛いチンチラをぜひ家族に迎え入れてみてはいかがですか?

公開日:2019/05/19  最終更新日:2021/08/11