愛猫の食欲がない!? 原因と対策をご紹介

暑さが厳しくなってくると、食欲が落ちてしまいますよね。

私は子供の頃から夏になると一気に食欲が落ちて、親を心配させていました。

実は人だけでなく、猫も食欲がなくなることがあるんです。

大事な猫ちゃんがご飯を食べないと病気かな?と心配になってしまいますよね。

今回は猫の食欲がなくなる原因や、猫の食事について覚えておきたいポイントをご紹介します。

愛猫の症状から原因を見極めて対策をするために、ぜひお役立てください。

猫の食欲がなくなる原因

病気

成猫の場合、まる1日食欲がないようなら病院へ行きましょう。

そのうち食べるようになると考えて放っておくと、脱水や肝臓の病気になる危険があります。

食欲低下の症状が見られる病気はたくさんあるので、正確に診断してもらい治療を行うことが大切です。

消化器系の病気や口内炎などが原因の場合があります。

食欲以外に症状が出ていないかどうかを確認してください。

嘔吐下痢などが伴うと、早めの治療が必要です。

ストレス

検査の結果、異常がなければひとまず安心ですが、猫の生活環境を見直して原因を見極めることが大切です。

新しい猫が来たり、引っ越したりなどの環境の変化はストレスになります。

最近大きな変化がなかったか振り返ってみましょう。

また、トイレが気に入らない、運動不足、大きな音やきつい匂いなども猫にとってはストレスです。

猫にとって不快なものがないか、改めて考えてみると良いですね。

原因と思えるものを取り除いて食欲が戻ったら、引き続き注意してあげましょう。

キャットフードを食べ飽きた

人も毎日同じものを食べていると飽きてくるように、猫もフードに飽きることがあります。

フードを変えてみると食欲が戻ることがありますよ。

猫は嗅覚がとても優れていて、人間の数万倍と言われています。

しかし味覚は人間より劣っており、あまり良くありません。

酸味や苦味は比較的感じることができますが、これは腐った食べ物を見分けるためだそうです。

つまり猫は味より香りで好き嫌いを判断しているんですね。

フードをあまり食べない時は、レンジで38℃程に温めて香りを強くするのがおすすめです。

また、キャットフードは時間が経つと香りが変わるので、小分けパックを選んだり密閉容器に入れたりして、酸化を防ぎましょう。

今のフードを工夫しても食欲が回復しない時は、別のフードを探してみてください。

ドライフードよりウエットフードの方が香りが強いので、ウェットタイプを選んでみるのも良いでしょう。

猫によって好みが異なり、絶対ドライフードじゃなきゃ嫌!という子もいるので好みに合わせてください。

味の好みも様々なので、猫ちゃんの食べっぷりを観察して肉系か魚系かを選びましょう。

ちなみに、穀物が材料に入っているものは安いですが、消化不良を起こしたりアレルギーになったりする子もいるので避けた方が良いです。

フードを変える時はいきなり全て変えるのではなく、もともと食べていたフードと混ぜて与えてください。

全部変えてしまうと下痢や嘔吐を引き起こします。

夏バテ

猫は体温調節を上手に行えないので、暑い時は涼しい場所を見つけて過ごしています。

しかし気温が一気に上がった時などは夏バテの危険があり、最悪熱中症になることもあります。

対策としてはフードに好きなおやつを少しかけたり、水分を取らせるためにウエットフードを与えたりしてください。

猫はあまり水分を取らない動物ですが、夏は特に脱水にならないよう、室内にいくつか給水スポットを設けると良いですね。

夏はフードが傷みやすいので、保存状態に気をつけましょう。

食べ残しはすぐに片付けることも大切です。

良い食生活のポイント

ご飯の時間を決める

人間も規則正しい食事は健康のために大切ですが、猫の健康にとっても同じことが言えます。

猫ちゃんが催促した時に与えることが習慣になっていると、フードの量にムラが出てしまうので、飼い主の側で時間を決めましょう。

厳密に決めると負担になるので、大体で大丈夫です。

注意したいのは、1日分のフードを1回で与えないこと。

一気に食べることで体に負担がかかり、吐いてしまうことがあります。

与える時間は朝と夕方の2回が定番ですが、猫はご飯を少しずつ時間を分けて食べるという習性があるので、3~4回に分けて与えても良いでしょう。

その方がより猫の食生活に合わせることができ、ストレスや肥満などの問題を避けられます。

おやつを与えすぎない

猫ちゃんが大好きなおやつは、喜んで食べる姿や目をキラキラさせておねだりする姿が可愛くて、ついあげたくなってしまいますよね。

でもおやつでお腹いっぱいになると、ご飯を食べなくなってしまいます。

1日に与える量を決め、それ以上は催促されてもぐっと我慢して与えないようにしましょう。

与えるタイミングは、病院など猫にとって嫌な体験の後や、食欲がない時に与えます。

あくまでも量は少しだけにして、肥満にならないよう気をつけましょう。

まとめ

猫の食欲が落ちる原因は様々なので、飼い主の自己判断は危険です。

少しでも普段と違うと感じたら、早めに病院へ行くことが大切です。

また、毎日きちんと食べてもらうためにも猫にストレスがないか、フードの好みは何かなど、きめ細かくチェックしましょう。

良い食生活で健康を維持できるようにしてあげてくださいね。