自宅で水遊び!プールが苦手な愛犬とトレーニング

先日、6歳の誕生日を迎えた我が家の愛犬。

ラブラドールレトリーバーの6歳というと、シニア期に向けてしっかりとした筋力と体力をつけておきたい時期です。

体力をつけ、筋肉も鍛えるには水泳は効果的な上、犬種的にも水が大好きなことから、のびのびスイミング!とまではいかなくとも、水遊びが楽しめる大きめの家庭用プールを愛犬の誕生日プレゼントに選びました。

しかし、プールに対して思いがけない反応を見せた愛犬。

今回は、大型犬でも遊べる家庭用プールの紹介と、プールが苦手な愛犬との水慣れトレーニングをご紹介します。

愛犬用のプール、どれを選ぶのが良いの?

愛犬にプールをプレゼントしようと考えた時、まず重視したのが頑丈さです。

噛んだり引っかいたりすると穴が開いてダメになってしまうため、ビニールプールは避けます。

また大型犬が水遊びできる大きさのプールとなると、毎日水を入れ替えるというのは環境面でも経済面でもあまり好ましいことではありません。

3日程度は水を入れ替えなくても平気なよう、カバーがかけられるものと考えると、円形のプールも条件から外れます。

丈夫で長方形か正方形、愛犬が寝転んでも余裕がある大きさということを考えて選んだのが、こちらのINTEXのフレームプールです。

大きさは縦が220cm、横が150cmです。

フレームプールは他のメーカーも出しているのですが、この絶妙なサイズ感のものはINTEXにしかありませんでした。

もっと大きな縦が400cm以上のものや120cm前後のものは選択肢があるのですが、200cm前後のフレームプールというのは、施設用にしては小さい、家庭用にしてはやや大きいという中途半端さから、あまり販売されていないようです。

現在体重31kgの愛犬身長105cmの娘が入ると、こんな感じです。

優雅にスイミングはできませんが、十分ボール遊びができる大きさです。

組み立ても工具は使わず、パイプをはめていくだけなので簡単でした。

重さもそこまでないので、女性1人でも頑張れば組み立てられます。

ちなみに私も1人で組み立てたのですが、20分くらいで完成しました。

水の勢いもあるかと思いますが、20cm程度の高さまで水をためるのにかかった時間は40分程度。

愛犬にとって久しぶりの水遊びなので、まずはこのくらいの水位から慣らしていこうと思います。

ちなみに使用していない時は、ビニールシートをテープで止めて蓋の代わりにしています。

我が家ではこのシートを2枚用意して、1枚を汚れ防止のためにプールの下に敷き、もう1枚をとして使っています。

えっ、楽しくないの?愛犬の予想外の反応

プールを組み立てている間も、家の中から興味深そうにしていた愛犬。

プールに水を入れている間もワクワクした様子だったのですが、いざ入れようとすると何故か尻込みをして嫌がります。

入ったら楽しいから、ラブラドールなんだからと抱きかかえて水に入れたらこの顔…完全にテンションが下がっています。

我が家の愛犬は1歳まで自宅マンションの後ろが川という環境で生活をしていたため、水遊び自体が初めてというわけではありません。

当時は夏でも冬でも頻繁に川で遊んでいました。

その頃通っていたドッグスクールも川沿いにあったため、スクールでも他のワンちゃんたちと水遊びをしていました。

しかしどうやら我が家に子供が生まれた後、4年間も水と関わらない生活をさせてしまったことから、泳ぐことや水遊びを楽しむという本能が薄れてしまったようなのです。

とは言え今でもお風呂も好きで、ホースや水鉄砲で水をかけられるのも大好きなため、慣れればきっと昔のように水遊びがすきになってくれるはず!

そう思い直し、水に慣らすトレーニングを開始しました。

誰かと一緒に入るとややテンションがあがる

プール初日、結局60cmの高さを楽々と飛び越えて自力でプールを出ていってしまった愛犬。

この日の昼は家に私しかいなかったのですが、翌日は娘が家にいたことから愛犬と一緒にプールに入ってもらうことにしました。

最近の我が家では、娘のしていることを愛犬が真似る、愛犬のしていることを愛猫が真似るという連鎖が頻繁に見られます。

どうやら愛犬にとって娘のやっていることはとても魅力的に見えるようで、最近では洗濯物をしまうなど、犬には無理だろうということまでやりたがるようになりました。そのため、娘が入っていればプールでもついてくると思ったのです。

先に娘に入ってもらうと、昨日あれほど嫌がっていたプールに案の定興味を持ち始め、「自分も入れろ!」と大騒ぎして入ったのですが、水につけるとやはりこの顔…

しかし娘が両手をついてバタ足を始めると、自分もたまに前足で水をかいたりしながら、真似をしてついて行くようになったのです。

泳げるような高さまでは水はいれていないのですが、それでも少し犬かきをする感覚を取り戻せたのか、この日はプールの隅の方で随分長い間前足で水をかいていました。

結局、娘が寒くなったと言い出すまで40分ほどプールの中にいたのですが、余程疲れたらしく夕方の散歩の時間になってもぐっすり寝ていました。

水の中で遊んでみる

次の日は、水の中でボール遊びをしてみました。

この日も娘が一緒です。

プールの水も3日目なのですが、表面に浮いている愛犬の毛を網ですくえばまだ綺麗です。

主人からは「犬が2日入った水に子供を入れるのは衛生的にどうなのか?」と言われましたが、

夏休み中の公共の水遊び場よりは水が澄んでいるので気にしません。

プールにボールを投げると、だんだんテンションが上がってきた愛犬。

この日はホースを使って遊んでみたのですが、今までにない興奮した様子でホースの水にじゃれついていました。

プール3日目にして、初めて尻尾を振っている様子が見られました。

ここまで考えていなかった…水を抜くのが大変でした

この後、一週間近く雨の予報が出ていたため一度プールの水を抜くことにしたのですが、一度に水を抜くと庭の土がドロドロになってしまうため、早朝、昼、夕方、夜と4回に分けて水を抜きました。

朝と昼に抜いたものは比較的すぐに乾いたのですが、夕方と夜に抜いた分は水捌けが悪く、プールを組み立てることより掃除をすることより、水を抜くのが大変であったことに気づかされました。

調べてみると同じプールを使っている方の中には、自作の排水パレットを使って水抜きを工夫している人もいるようです。

天気が安定してから再びプールに入れたのですが、時間が空いてしまったせいかテンションは上がらないものの、嫌がることなくボール遊びをしていました。

実は我が家では夏の間に、大きなプールのあるドッグリゾートに愛犬を連れて行く予定だったのですが、色々検討して秋に変更していました。

ここまで水に対して抵抗を感じている様子では、暑い中遠くまで連れて行かれても愛犬も全く楽しめなかったでしょうから、予定をずらしてよかったです。

まとめ

レトリーバー系の犬は水を見た時に一番興奮の度合いが高くなるという調査結果が、カナダの大学の調査結果で出ているそうです。

家族よりも友達の犬よりも、食事よりも本能的に水が好き!という子が多いのだとか。

娘が誕生し、またパテラを発症してしまったため室内で過ごす時間が増えて、我が家の愛犬はラブラドールとしての本能を失ってしまったのだと感じます。

この夏は短い時間でも定期的にプール遊びをさせるようにして、少しずつ愛犬が子犬の頃に持っていた本能を取り戻せたらと思います。