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自由研究にもおすすめ!大量にある愛犬の抜け毛を使って工作をしてみました☆

我が家の愛犬・ラブラドルレトリーバーは抜け毛の量が酷く、換毛期の間は3日に1度は愛犬の大量の抜け毛がモーターに絡まって、ルンバが誤作動を起こします。

日に2回行うブラッシングではレジ袋がいっぱいになる程毛がたまるので、有効活用できないかと思い、これを使って子供と工作をしてみました。

今回は愛犬の抜け毛を使って指人形やボール、コースターを作った話を紹介していきたいと思います。

ダブルコートの大型犬の抜け毛の量をご紹介

ラブラドールレトリーバーと言うと、盲導犬や介助犬としてスーパーや食べ物を扱う店の中にも入ってくるくらいだから、抜け毛は少ないのではないか?という印象があるかもしれません。

我が家でもゴールデンとフラットコーテッド、ラブラドールの3種のレトリーバーの中でどの子を迎える?という話になった際、短毛で毛が抜けづらいのではないか?という先入観でラブラドールを選んだという経緯があります。

しかし、毛が抜けづらいなんてそんなことは全くなく、2日間ブラッシングをしただけでこんなに毛がたまる程、ラブラドールも抜け毛が激しいのです。

それもそのはず、換毛期の際に抜けるのは普段見えているトップコートではなく、その下に密集しているアンダーコート

ゴールデンレトリーバーやセッターなどのガンドッグ(銃猟犬)は極寒の海や湖の中を泳ぐため、防寒のためにアンダーコートがびっしり生えているのです。

4歳の娘が持つとこんな感じです。

こんなに抜ける必要があるのか?

そもそも都市生活をしている身の上で、こんなに毛を生やす必要があるのか?

と疑問に感じる程ごっそりと抜けます。

まずは愛犬の毛を洗いましょう!

猫毛フェルトの本を読むと、猫の毛は綺麗なので特に室内飼いであれば抜け毛を洗う必要はないと書いてありますが、犬の場合は散歩に行くため、どうしても被毛は汚れてしまいます。

また洗わずにぬいぐるみなどを作ってしまうと、悪臭の元となることやダニの温床になる恐れもあります。

そのため愛犬の毛を使って手芸や工作をする場合は、最初に集めた抜け毛を洗う必要があるのですが、これは洗濯機ではなく手洗いで行うようにしましょう。

洗濯機を使うと毛が絡み合ってしまい、ほぐすことが困難になってしまうのです。

集めた愛犬の毛は洗濯ネットに入れて、押し洗いをします。

この際、使用した洗濯ネットは毛まみれになりますので、覚悟をしてくださいね。

使用する洗剤は犬用シャンプーがベストですが、愛犬のケアはサロンに任せているというご家庭ならば、おしゃれ着用の洗剤がおすすめです。

優しく押し洗いをして、汚れた水が出てこなくなったらすすぎましょう。

すすいだ毛は洗濯機では脱水せず、新聞紙の上に薄く敷いて、さらにその上に新聞紙を乗せて舞い散らないようにしてから、天日干しをして乾燥させてくださいね。

指人形を作る準備をしましょう!

今回我が家で犬毛で指人形を作るのに、参考にした本がこちらです。

こちらの本の表紙にある指人形が作ってみたくて、猫毛フェルトの本なのですが電子書籍版を購入しました。

猫の毛は犬と比べると格段に柔らかく、羊毛フェルトに近い感じにまとまるため、本に載っているもの全てが作れるわけではありません。

しかしブローチやブックカバーなど、少し工夫すれば犬毛でもできるかな?というものの作り方も紹介されており、おすすめですよ。

用意するものをご紹介

愛犬の毛を使って指人形を作る際、用意したのは以下のものです。

・サランラップ
・型紙用の段ボール
・防水用のテープ
・羊毛フェルト用ニードルとマット

先ほど紹介した本の中では、サランラップや型紙用の段ボール、型紙をくるむ防水用のテープ、希釈した食器用洗剤が必要な道具として掲載されています。

猫の毛の場合は羊毛フェルト用のニードルは必要なく、型紙に毛を巻くだけでできると書いてあったのですが、空気を含んで膨らむ性質の愛犬のアンダーコートの場合は、この方法で全身を作るのが難しく感じました。そのため、指人形の頭は別途ニードルを使って作っています。

ちなみに上の写真のものは、こちらのセットのニードルとマットです。

ワンちゃんの毛質によっては、ニードルなどを使わなくても、型紙に毛を巻き付ける方法で指人形が作れるかもしれません。

この他に目鼻用のビーズと、木工用ボンドを使用しました。

指人形を作ってみましょう!

簡単にですが、愛犬の抜け毛で指人形を作る手順を紹介していきます。

ボディ部分を作ろう
まずは用意した段ボールで型紙を作ります。手元にある犬の毛の量と、使う人の指の長さによって型紙の大きさは調整してくださいね。
型紙ができたら、防水テープを型紙に巻いてください。
型紙に愛犬の毛を巻きます。少しずつ手に取って巻きつけ、徐々に厚みを出していきます。頭を立体にする場合は、完成時に首にあたる部分を厚めに作っておきましょう。
③で作ったものをサランラップの上に乗せ、上から人肌程度のお湯で薄めた洗剤(10倍程度に希釈)をかけていきます。指人形全体が湿るくらいの量をしっかりかけてください。
サランラップで型紙ごとくるみ、上からこすって毛を絡ませていきます。よく絡んだら水の中で優しくゆすいで、洗剤を流しましょう。
水気を切ったら当て布で挟み、アイロンをかけて圧縮します。
乾いたら、指を入れる部分をハサミで切り取って作ります。この時、尻尾にするために片側の端だけ切らないでおきましょう。
最後に型紙を抜いて、体部分が完成です。
顔部分を作ろう

指人形の頭部分に関しては、丸めてボール状にした抜け毛を羊毛フェルト用のニードルを使って刺して、成形しただけの簡単なものです。

我が家の愛犬の毛で作ったものはスチールウールのたわしのような質感で、羊毛フェルトのような細工をするのが難しかったこともあり、とりあえず指人形にうるべく頭と体をニードルで刺して合体させました。

目の部分は偶然、家に愛犬の目の色に似た編みぐるみ用の目があったので、それを使用しました。


おそらくこちらのゴールド6mmを使ったのではないかと思います。

頭と胴体を合体させたら飛び出している毛をハサミで切って、形を整えて完成です。

今回は毛が大量にあったため、他に娘がおままごと用に使うコースターと猫用のボールを作ったのですが、コースターもシート状に手で固めた毛を、ニードルで刺しただけです。

愛犬の抜け毛を手芸・工作に使う際の注意点

愛犬の毛を使って工作をすると、驚くほど毛が舞うことが分かりました。

考えてみれば当然のことなのですが、型紙に巻いたりニードルで刺している間に、鼻や口にも容赦なく犬の毛は侵入してきます。

我が家では手伝いをしてくれていた娘が、口の中に何かが入っている気がすると言って、その日中機嫌が悪く、帰宅してきた主人もくしゃみが止まらない様子でした。

私も翌日まで鼻がかゆくてたまらなかったため、作業をする際にはマスクの着用をおすすめします。

また自分の毛のにおいがするものに過剰な反応をワンちゃんもいるので、あまり犬毛で作ったものは愛犬自身には近づけない方が良いかもしれません。

我が家では愛犬の襲撃を受けて、指人形が無残な姿にされました。

自身の毛であっても飲み込んでしまうと嘔吐や腸閉塞の原因になるため、犬毛で作ったものと愛犬で記念撮影をする際には気を付けてくださいね。

まとめ

気になって調べてみたのですが、海外にはレオンベルガーなどの型犬の抜け毛でセーターを作っている方もいるそうです。

さすがに愛犬の剛毛で洋服を作りたいとは思わないものの、いずれは私も何か実用的なものを愛犬の毛で作れたらなと思います。

また、

犬の毛ってどうしてこんな質感なんだろう?

犬種によって違うのかな?羊とどう違うの?

といったことも工作をしながら調べてまとめると、夏休みの自由研究の題材になりそうだと感じました。

自由研究の題材に悩んでいるお子さんのいらっしゃるご家庭に、犬や猫などの抜け毛を使った制作、おすすめですよ。