さくら猫ってどんな子?猫の不妊去勢について知っておこう

皆さんは野良猫ちゃんを見かけた時、耳が切れていることに気付いた経験はありますか?

喧嘩して怪我したのかな、かわいそうに、と思ったかもしれませんが、実は不妊去勢手術が済んでいることを示しています。

外で暮らしている猫ちゃんの耳が切れていたら、それは人から大切にされている証でもあるんです。

今回は、耳がカットされている猫、通称「さくら猫」や、猫の不妊去勢手術の大切さについてご紹介します。

猫の不妊去勢について知ることで、猫の幸せを考えるきっかけになれば嬉しいです。

さくら猫とは?

野良猫の耳の先にV字型の切り込みを入れることで、桜の花びらのように見えることからこの名前が付きました。

この印があることで手術を受けたかどうかが分かり、むやみに捕獲されることがなくなります。

耳を切るなんてかわいそう、と思うかもしれませんが、手術の際の麻酔が効いている間にカットされるため痛みはありません。

出血もほとんど無いそうです。

基本的にオスは右耳メスは左耳をカットされます。

出会った子の性別も一目で分かりますね。

なぜ不妊去勢手術が必要なの?

手術によってオスは精巣、メスは子宮と卵巣が取り除かれます。

病気でもないのに手術をするなんて、と抵抗を感じる人もいますが、手術には多くのメリットがあります。

その一つが病気の予防

子宮の病気や、乳腺腫瘍という悪性率が高く死の危険もある病気を予防できます。

また、猫は繁殖力が高い動物なので、不妊去勢をしないとあっという間に増えてしまいます。

手術をしていない野良猫が子供を産んで増え、捕獲されても里親が足りず、殺処分される…。

こんな悲惨な状況が見られてきたのです。

猫の殺処分を減らすためには、まず猫を増やさないこと。

そのために時間とお金をかけてでも手術を行う人たちの努力が実り、殺処分される数は減っているそうです。

長期的に見て全ての猫ちゃんが幸せになるために、不妊去勢手術は大切な役割を果たしているんですね。

飼い猫の不妊去勢について覚えておきたいこと

飼い猫の場合、先ほど述べた病気の予防の他に飼い主にとってもメリットがあります。

オスは自分の縄張りを主張するために、マーキングと呼ばれる臭い付けをします。

去勢をしていないと家のあちこちにマーキングされてしまい、臭いが取れなくなってしまうかもしれません。

ですから、マーキングされる前に、去勢手術を済ませておくと良いでしょう。

メスの場合は発情期になると、オスを探すため外に出たがるようになります。また、大きな声で鳴くこともあるようです。

猫にとっても飼い主にとってもストレスにならないために、不妊手術を行う必要がありますね。

手術を受けさせる時期は、最初の発情が来る前が良いとされています。

猫によって個体差はありますが、生後6ヶ月頃に受けるのが一般的です。

手術料金はオスの去勢手術の場合1万~2万円、メスの不妊手術の場合2万~4万円程。

病院によって異なるので、事前に確認することをおすすめします。

去勢手術は時間が30分程度と短く、入院せず帰ることもできます。

不妊手術の場合はお腹を切るため、1日入院することになります。

手術の前後に気を付けること

手術を受けさせる前に、ワクチンの接種が済んでいるか確認してください。

手術前の12~18時間は絶食のため、前日の夜はご飯を食べさせないようにして、当日はお水も控えるようにしましょう。

手術後は胃腸の機能が正常に戻るまで、半日程は絶食します。

その後は食欲排便排尿の状態など、特に気を付けて見てあげてください。

心配なことがあれば獣医さんに相談しましょう。

傷口を舐めないように首にエリザベスカラーが着けられます。

あらかじめ獣医さんに着け方を聞いておくと、一時的に外した後もスムーズに着けられますよ。

傷口が開くような激しい運動は控えさせましょう。

もし傷口が開いてしまった時はすぐに病院へ行ってください。

野良猫の不妊去勢手術 TNRって?

外で暮らしている野良猫を、捕獲し(Trap)手術をし(Neuter)元の場所に戻す (Return)というのが「TNR」です。

「公益財団法人 どうぶつ基金」では、2005年から行政やNPO法人などと協力して全国でこの活動が行われています。

2018年には手術した猫が累計80,000頭に到達したそうです。

不妊去勢手術は無料で行われており、この活動に賛同する人たちの寄付によって賄われています。

公式サイトで誰でも寄付を行えるので、TNRを支持したいと思う方はぜひアクセスしてみてください。

また、個人としてTNRを行いたいという人のために「さくらねこ無料不妊手術チケット」が発行されています。

クレジットカードや銀行振込、ヤフー募金、コンビニ(ファミリーマート)での「Famiポート募金」、ソフトバンクの「かざして募金」「チャリティモバイル」、本を売って寄付する「ありがとうブック」など、様々な方法で寄付することができます。

寄付金の税制上御優遇控除もありますので、申請の手順など詳しい内容は「公益財団法人 どうぶつ基金」公式サイトをご覧ください。


https://www.doubutukikin.or.jp/

まとめ

猫の不妊去勢手術の大切さについて知って頂けましたか?

不妊去勢については誤解されることもあるので、もしそういう状況にあったら、正しい知識を伝えることも大切です。

飼い猫でも野良猫でも、全ての猫ちゃんが幸せな猫生を送れるように、私達人間が考える必要がありますね。