クロハラハムスターの特徴と飼育の注意点☆

クロハラハムスター
ハムスター

ペットとしてはあまり馴染みのないクロハラハムスター。一体どんな容姿や生態なのでしょうか?

今回は、クロハラハムスターの特徴や飼育の注意点をご紹介します。

クロハラハムスターの特徴

原産国

クロハラハムスターはヨーロッパハムスターとも呼ばれています。

その名の通り、ベルギーからヨーロッパ中部、シベリア、ルーマニアが原産です。生息域はカザフスタンや中国北西部まで広がっています。

毛色

背中が茶色く、お腹が黒いのが「ノーマル」。

クロハラという名前もこの外見が由来です。

頬や脇腹の辺りに白い模様があるのがチャームポイント。

他に、全身白い「ホワイト」やまだら模様が入った「パイド」もいます。

大きさ

体長は20~34cm、体重は250~600gとビッグサイズ!

大型ハムスターと呼ばれるゴールデンの体重が85~150gなので、比べると圧倒的な大きさですよね。

寿命

クロハラハムスターの寿命は長く、8年ほど生きることもあります。

他の種類が2~3年なのと比べると、長寿なのが分かりますね。

購入場所・価格

クロハラハムスターは、20年ほど前は飼っている人がいたようですが、今はほとんど飼育されていないようです。

ペットショップで販売されることはほぼないので、購入するのは難しいでしょう。

過去に販売されていた時は、1匹数万円の値がついていました。

性格

凶暴で野性的な性格をしています。そのため、人間に懐かせるのは難しいようです。

ネットには猫やキツネと闘う動画がアップされていて、自分より何倍も大きな相手に立ち向かう荒々しい姿が見られますよ。

飼育の注意点

先ほど述べたように、クロハラハムスターを飼うのは難しいですが、もし飼育できるとしたら気を付けたいポイントをご紹介します。

温度

他の種類のハムスターと同じく、適温は18~26℃です。

夏と冬はエアコンなどを用いて、一日中快適に過ごせるようにします。

複数飼い

クロハラハムスターはとても縄張り意識が強いです。そのため、複数飼いはできません。

ケージのサイズ

体の大きなクロハラハムスターに合わせて、ケージも大きめのものを用意します。

ハムスター用より、モルモットやウサギ用のケージがおすすめです。

壊されたり脱走されたりしないよう、丈夫なものが良いですね。

運動量を満たす

クロハラハムスターの運動量は多いので、運動不足にならないよう注意します。

回し車はチンチラやハリネズミ用だとビッグサイズなのでおすすめ。

1日30分ほどケージから出し、室内の安全を確認した上で散策させると、ストレス解消になります。

まとめ

クロハラハムスターは、可愛い見た目とワイルドな性格のギャップがある子です。

直接目にする機会はあまりないかと思いますが、画像検索すると野生で生き生きと過ごす姿が見られますよ。ぜひご覧ください!