• HOME
  • , 犬の健康
  • ゴーヤは犬に与えても大丈夫?ゴーヤの栄養素と与え方について☆

ゴーヤは犬に与えても大丈夫?ゴーヤの栄養素と与え方について☆

愛犬とゴーヤ

独特の苦みがあり、好き嫌いのはっきり分かれるイメージのあるゴーヤですが、みなさんはお好きですか?

私はゴーヤチャンプルや唐揚げなどにして食べるのが好きです。でも少し前まで、愛犬にはゴーヤを与えたことがありませんでした。

愛犬に野菜を与える飼い主さんは多いと思いますが、ゴーヤを食餌に取り入れている方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は「犬にゴーヤを与えても大丈夫?」「犬にとって栄養はあるの?」「どんな風にあたえればいい?」など、みなさんの素朴な疑問にお答えします!

Q.犬にゴーヤを与えても大丈夫?

A.ゴーヤには犬にとって有害な成分などは含まれていないので、犬に与えても良い食材です。

むしろ犬にとって良い栄養素がたくさん含まれています。

では具体的にどんな栄養素が含まれているのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

Q.ゴーヤにはどんな栄養が含まれているの?

A.モモルデシン、ビタミンC・K・B1、カリウム、葉酸などたくさんの栄養素が含まれています。

モモルデシン

あまり聞き慣れない栄養素ですよね。

ゴーヤの独特の苦みのもととなっているのが、このモモルデシンです。

最近注目を浴びつつある栄養素の一つです。

モモルデシンには食欲増進を促す効果があります。夏バテなどで食欲のない時に与えるのも良いですね。

胃腸の粘膜を保護して胃腸の状態を整えたり、血圧や血糖値を下げる作用もあります。

ビタミンC

ゴーヤにはビタミンCが豊富に含まれています。

その量はトマトやキュウリといった野菜に比べて約5倍以上とも言われています。

犬は体内でビタミンCを合成できるとされていますが、作れる量はごくわずかで、1日に必要な量は補えません。

また、歳を重ねていくとともにその量も更に減ってしまいます。

そこで、ゴーヤの出番です!

ゴーヤは加熱してもビタミンCがあまり減ることはないとされています。

ビタミンCはコラーゲンを生成する手助けにもなり、老化防止にも役立つ抗酸化作用や、免疫力の向上など健康維持にも効果が期待できます。

ビタミンK

ゴーヤにはビタミンKも含まれています。

ビタミンKは骨の中のたんぱく質の働きを活性化させて、丈夫な骨をつくるのに役立ちます。

また、ビタミンKは出血した際など血液を固めて止血する役割もあります。

ビタミンC同様に、犬が体内で作れるビタミンKの量もごくわずかなので、食べ物から補う必要があります。

ゴーヤを与えることでビタミンKを補ってあげられますね。

ビタミンB1

ゴーヤにはビタミンB1も含まれています。

ビタミンB1は、記憶力や認知機能を正常に動かす効果が期待できるとされています。

近年、犬の長寿化の傾向に伴い、認知症を発症してしまう犬も少なくありません。

ビタミンB1は認知症予防にも役立つと言われています。

ですので、ゴーヤは高齢の愛犬にもぜひオススメしたい食材と言えるでしょう。

カリウム

ゴーヤにはカリウムも含まれています。

カリウムには血圧上昇を抑え、体内の塩分量を調整してくれる役割があり、体の中の余分な塩分を排出してくれます。

また、利尿作用も期待できます。

葉酸

葉酸には貧血予防が期待できます。

赤血球を作り出すサポートをしてくれるのです。

Q.1日にどのくらい与えればいいの?

A.1日に犬に与える量の目安として、中型犬や大型犬は10g~15g程度、小型犬は5g程度が望ましいでしょう。

栄養成分の豊富なゴーヤですが、与え過ぎてしまうとかえって下痢になってしまったり、お腹を壊してしまう可能性もあります。

主食として与えるのではなく、ごはんのトッピングやおやつとして与えることをオススメします。

また、初めて食べる犬の場合、アレルギーの可能性もゼロとは言い切れないので、ごく少量を愛犬の様子を見ながら与えるようにしましょう。

Q.生のまま与えても大丈夫?

A.犬にゴーヤを与える際は、生のままではなく、加熱処理をしてから与えた方が良いでしょう。

犬は基本的に、野菜など繊維の多い食べ物の消化が得意ではありません。

そのため、栄養素の高いゴーヤでも生のまま与えてしまうと十分に消化や吸収することができません。下痢になってしまう原因にもなります。

ですので加熱処理をして柔らかくしてから与えましょう。

また、細かくカットすることでさらに消化吸収しやすくなります。

気になるところはゴーヤの種とワタについてではないでしょうか。

ゴーヤの種やワタの部分は有害とされている成分はとくに含まれませんが、犬は種は消化吸収することはほぼできません。取り除いて与えたほうが良さそうです。

また、栄養分もあるワタの部分ですが全く残さないように取り除く必要はなさそうですが、取り除ける分は取り除いて与えることをオススメします。

まとめ

ゴーヤ

ゴーヤは犬も食べられる食材です。

ゴーヤには胃腸の調子を整えてくれたり、老化防止、認知症対策や利尿作用、貧血対策など、様々な効果が期待できる栄養素が豊富に含まれています。

きちんと加熱し、適量を与えてあげれば、愛犬にも様々な効果が期待できそうですよね。

アレルギーの可能性も考慮し、愛犬の様子をみながら少量ずつ与えてみてはいかがでしょうか。

別の記事でゴーヤを使った愛犬用レシピを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。