猫が油を舐めてしまった!猫が油を舐めても大丈夫?

台所やテーブルに置いてある油や、うっかりこぼした油を猫が舐めてしまったら、猫への影響が心配になりますよね。
今回は、「猫が油を舐めてしまっても大丈夫かどうか。猫に安全な油と危険な油は何か。」についてご紹介します。
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猫が油を舐める理由
猫が油を舐めるのには理由があります。
それは、ビタミンA、ビタミンDを摂取するためだと言われています。
肉食動物は、獲物を捕らえたら、ビタミンやミネラルの豊富な肝臓から食べる習性があります。
肝臓には油分が蓄積しているため、油には必要な栄養素が含まれていると理解しているようです。
猫に与えても良い油は?
オリーブオイル
オリーブオイルにより、腸の動きが良くなり、便秘解消の効果が期待できます。
エゴマ油
エゴマ油にはオメガ3が豊富に含まれており、血液をサラサラにする効果が期待できます。
生活習慣病や慢性腎不全などの病気の予防に良いと言われています。
サラダ油
体に良いと言うよりは、少量であれば問題ない油と言えます。
毛玉対策として用いられる場合があるようです。
猫に危険な油は?
精油(エッセンシャルオイル)
医療や日用品だけでなく、食品にも利用されている場合があるので注意が必要です。
ココナッツオイル、パームオイル
これらの油は飽和脂肪酸が高いため、病気のリスクや肝臓に負担をかけるリスクがあると言われています。
アボカドオイル
アボカドのペンシルと言う成分は下痢や嘔吐、呼吸困難などの中毒性の症状を猫が示すほど危険です。
猫の身体に油がついてしまった時は?
こっそり台所で油を舐めようとした猫が、油まみれになったと言う話を聞いたことがあります。
そのまま、ソファーやベッドに行ってしまったら、大変なことに・・・
どのように油を落としたら良いかとパニックになりますよね。
このような時は、まず、ベビーパウダーを猫の体にまぶして油を吸収させます。
そして、浴槽や桶にぬるま湯を溜めた中に台所洗剤を入れて、この中で猫の体を洗います。
その後、シャンプーをしてあげるときれいに油が落ちます。
最後にタオルで体を拭いてあげて、猫が嫌がらないようであれば、ドライヤーで乾かしてあげてください。(我が家の猫はドライヤーを嫌がり、逃げます。)
シャンプーを嫌がる猫も多いので、短時間でできるように、必要なものを準備してから始めましょう。
まとめ
油から摂取できる栄養も、猫にとっては必要な栄養の1つになります。
ただ、くれぐれも与え過ぎないようにしましょう。
必要に応じて適切な量を与えることが大切です。
猫が油を過剰摂取してしまわないように、猫の目の届かない場所に油を保管しておく必要がありますね。