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猫のお手入れ、してますか?病気の予防にもつながる、部分別猫のお手入れ方法

二匹の猫

猫は体調不良を隠すのが上手いと言われますよね。

気付いたときには手遅れになっていた、という状況は避けたいもの。

手遅れにならないよう、予防や体調をチェックしておくことが、飼い主としては必要です。

今回は、病気の予防にもつながる猫のお手入れについてご紹介します。

身体:こまめにブラッシング

猫のブラッシング

我が家の愛猫はブラッシングが苦手。

以前、毛玉ができてしまい、ハサミで切るより安全だからとバリカンで取ったことがありました。

毛玉は皮膚を引っ張るので猫には負担になるようです。

申し訳なく思い、それからはまめにブラッシングをしています。

嫌がれば無理強いはせず、次の機会を待ちます。

それをまめに続けていたところ、以前よりブラッシングを嫌がらなくなりました。

ブラッシングの頻度としては、短毛種が週3、4回程度、長毛種は毎日が理想的なようです。

私とおなじく長毛種の猫ちゃんと生活する知人は、ブラッシングしてもできてしまう小さな毛玉を見つけたら、すぐにカットしているとのこと。

毛玉が小さいうちにケアすれば、猫ちゃんの負担にもなりませんよね。

ブラッシングを怠ると、毛球症や、ひどくなれば腸閉塞になることも。

命にも関わりますので、注意が必要です。

歯:嫌がる子は段階を踏みながら

歯磨きをする猫

キャットフードをメインで食べる最近の飼い猫ちゃんは、歯石や歯垢が溜まりやすいのだそう。

ケアを怠ると、人間と同様に歯周病になってしまうかもしれません。

出血、歯が抜けるなどの症状の他、ひどくなると内臓まで細菌に侵されることもあるようです。

ただ、そうはいっても猫ちゃんの歯みがきはハードルが高い!

愛猫も歯みがきには慣れていないのですが、歯みがきシートに関しては、仕方なく受け入れてもらっています。


ただ、歯石が溜まりやすい歯の根元部分など、より細かくケアできるのは、歯ブラシです。

まずは、お口まわりを触られることに慣れてもらい、段階を踏みながら歯ブラシへと移行するのが良さそうです。

顎(あご):猫ニキビに注意

猫のあご

お口まわりでいうと、顎(あご)部分にできる猫ニキビも気を付けたいところです。

お口まわりが食べ物などで汚れていると、猫ニキビの原因になります。

ひどくなると、ただれや出血、膿が出ることもあるそう。

また、ご飯を与えるお皿などはガラスや陶器など、細菌のできにくいものに変更し、清潔を保つようにしましょう。

特に、ウエットフードを食べている猫ちゃんは顎の部分が汚れやすいので、食事の後にお口まわりを優しく拭く習慣をつけると良いですね。

目:目ヤニに注意

猫のアップ

目ヤニがついていること、我が家でもたまにあります。

そんな時は、ガーゼに水を含ませ、優しく拭き取ってあげて下さいね。

涙やけができた、目ヤニや涙が大量に出る、目ヤニの色がいつもと違うなどの変化があると、病気の疑いがあるそう。

結膜炎や角膜炎など、最悪の場合失明することもある目の病気。

そんなことにならないためにも、目ヤニを拭いてあげるときは、よく観察してあげてくださいね。

耳:定期的にチェック

耳の立った猫

猫ちゃんにとって重要な役割を持つ耳ですが、さほど神経質にケアをしなくても良いようです。

見える部分の汚れが目立った時に、ガーゼで優しく拭き取る程度に。

綿棒を使用する場合は、耳を傷つけてしまわないよう、注意が必要です。

特に、折れ耳の猫ちゃんの場合、空気の通り道が少ないため、雑菌が繁殖しやすいのだとか。

耳の汚れが大量であったり、匂いを伴うようなことがあれば、外耳炎や感染症の可能性もあるようですので、定期的にチェックしておきましょう。

手:爪と肉球のケアが大事

爪切りする猫

後ろ足で耳や顎の周りなどをカキカキする姿、よく目にしますよね。

そういった時、爪が伸びていると、誤って目に傷をつけてしまうことがあるかもしれません。

またカーテンや衣類など、爪が引っ掛かって怪我をしたり、伸びすぎると肉球に刺さることもあるようです。

爪切りを嫌がる場合は、バスタオルでくるんだり、洗濯ネットに入れて落ち着かせながら切るとうまくいくようですよ。

まずは1本、嫌がられたら次の日に、それを繰り返して慣れさせましょう。

猫用の爪きりを使いましょうね。

そして爪と一緒に気を付けたいのが肉球です。

肉球からはみ出す毛は可愛らしくもあるのですが、走り回っている時に滑って怪我をしてしまう可能性も。

また、肉球は体温調節の役割を持っていますが、毛があることでうまく機能しない場合もあるそうです。

部分カット用のバリカンや、先端が丸みのあるハサミなどを使うと、安全に切れますよ。

まとめ

猫ちゃんのお手入れは、嫌がられることが多いので、できれば避けたいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そういう方は、猫ちゃんがリラックスしている時を狙って、少しずつ慣らしていくのが良いようです。

手入れ自体も大切ですが、猫ちゃんと触れ合うことで、病気の早期発見につながる場合もありますので、体調チェックも一緒に行なってくださいね。