猫砂の種類ってどれが良いの?素材別に特徴をご紹介☆

猫砂と猫

猫と一緒に暮らすみなさんは「猫砂」をどのように選んでいますか?

ひとことで猫砂と言っても、素材や機能面などたくさんの種類があって迷ってしまいますよね。

価格、消臭力、お手入れのしやすさ…でも最も大切なのは「愛猫が気に入ってくれるかどうか」です。

猫はトイレの環境に敏感なので、気に入らないトイレではストレスを受けて健康に悪影響が出る恐れも。

今回は、猫のトイレに必須である猫砂について、素材別に「ベントナイト」「シリカゲル」「植物系」に分けて特徴をまとめました!

どの素材の猫砂にも長所と短所がありますので、それらを踏まえて愛猫にベストマッチな猫砂を探してみましょう。

コスパ&猫人気が良好な「ベントナイト」

ベントナイト

ベントナイトの主成分は鉱物であるモンモリロナイトです。

モンモリロナイトは水分や油分などを吸着する性質から、スキンケアの洗顔やパックにも使用されています。

ベントナイト猫砂の長所

ベントナイト猫砂の長所は

・他の猫砂と比べて安価なこと
・おしっこの固まりが良いこと
・猫が気に入りやすいこと

などです。

鉱物系はおしっこの固まり感が他の材質の猫砂と比べてとても良いことが特徴です。

そして価格も比較的に安価で、ガンガン交換してあげやすいポイントとなります。

そしてベントナイトの猫砂は自然の砂の質感であるため、猫が好んで排泄しやすいというところも大きな特徴です。

猫は排泄の前後に砂を満足するまで掘ったりかけたりする習性がありますので、猫砂の質感は猫の満足度にとても影響を及ぼします。

ベントナイト猫砂の短所

ベントナイトでできた猫砂の短所としては

・粉じんが舞いやすいこと
・重たいこと
・自治体によっては燃えるゴミに捨てられないこと

などが挙げられます。

ベントナイトの猫砂をトイレ容器に移した時、ふわーっと粉じんが目立ちます。

猫が砂を掘る時にも舞いやすいので、床や棚にホコリのように粉が降り積もることも。

この粉じんは呼吸と共に肺に入っている恐れがあり、健康に悪影響が出ることを心配される方も多くおられます。

ぜんそくや呼吸器系の持病がある場合は心配が残ります。

ライオン商事株式会社のホームページを見てみると、ベントナイトの粉じんについて健康被害が出ないよう考慮して作られている旨が記載されています。

【ライオン商事株式会社:よくあるご質問】
https://www.lion-pet.jp/info/

また、ベントナイトは自然界にある土や砂と同じ存在であるため、自治体によっては「ごく少量ずつなら可燃ゴミとして出してOK」だったり、「不燃ゴミとして出す」など、捨て方のルールが異なります。

お住まいの地域のゴミ分別表を確認し、記載が無ければ問い合わせて確認しておくと安心です。

ベントナイト猫砂はずっしり重たいので、購入する時や保管場所まで移動する時、砂を交換する時、捨てる時など結構大変です。

筆者は先日、袋を持ち上げる際にうっかりギックリ腰になってしまいました。

みなさんも持ち運びの際にはお気を付けくださいね。


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消臭効果が高い「シリカゲル」

シリカゲル

シリカゲル猫砂の長所

「シリカゲル」は乾燥剤に多く使用される素材で、シリカゲルでできた猫砂には固まるタイプと固まらないタイプがあります。

・消臭力が高い
・抗菌作用がある
・粉じんが舞いにくい
・おしっこを吸収してサラサラになるタイプがある

などがシリカゲル猫砂の長所です。

完全にニオイを消すことはできませんが、他の素材の猫砂と比べるとその消臭効果は高いです。

シリカゲル自体に抗菌作用があることも、その高い消臭効果に関係していると考えられます。

そして比較的に粉じんが舞いにくいところも長所と言えます。


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シリカゲル猫砂の短所

シリカゲル猫砂の短所となるのは

・価格が高めなこと
・固まるタイプはガッチリ固まらないこと
・自治体によっては燃えるゴミ不可なこと

などです。

消臭力は他の素材に比べてとても高いものの、それ以外の点では他の素材に負けてしまうというところが短所と言えます。

価格帯も他の素材と比べると高い物が多く、固まるタイプの場合はその固まり具合が緩くドロッとしやすいです。

そしてシリカゲルはベントナイトと同じく鉱物系なので、自治体によっては燃えるゴミに出せない場合があります。

お部屋を閉め切りがちなライフスタイルであったり、どうしてもニオイや粉じんが気になる!という場合は頼もしいシリカゲル猫砂ですが、コスパやお手入れのしやすさを優先すると物足りなさを感じてしまうかもしれません。

扱いがラクな「植物系」

植物系猫砂

植物系猫砂の長所

紙、木、おから、コーンなど、植物素材で出来ている猫砂の長所として

・軽い
・粉じんが舞いにくい
・トイレに流せるものが多い
・燃えるゴミに出せる
・自然な素材なので安心感が高い
・生分解性があるものもある

などが挙げられます。

ベントナイトと比べると重さが大変軽く、燃えるゴミに出せたりトイレに流せるものも多いことから扱いがラクです。

元が自然な素材であるため、商品によっては微生物によって分解されて土に還る「生分解性」がある商品もあり、家庭菜園をされている飼い主さんは肥料として活用できるところもエコなポイントです。


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植物系猫砂の短所

植物系猫砂の短所は

・固まり感が緩い
・軽いものほど飛び散りやすい
・添加物を使用している場合がある

などです。

植物由来とはいえ、完全に自然な成分でないものもあります。

紙製の場合は製造の過程で、漂白剤・凝固剤・粘化剤・消臭剤などが添加されている場合があります。

「おから」でできているものは防腐剤の使用がある場合も。

「木製」と表記されているのに実はベントナイトが配合されている、というものもあるようですので、原材料の表記をチェックすると安心ですね。

ベントナイトやシリカゲルと比べると万が一愛猫が口にした時の危険度は低いものの、添加物の使用があると心配は残ります。

筆者は以前おからの猫砂を使用した際に、愛猫が積極的に食べてしまう事件が発生しました。

愛猫はおからの香りに反応して「食べれるもの」と思ってしまったのかもしれません。

猫ちゃんの食の好み(?)によっては注意が必要です。

そして長所である「軽さ」も「飛び散りやすさ」という短所の一面があります。

軽い猫砂は愛猫が掘る時に勢いあまってトイレ場外に散乱しやすく、猫の足の裏に付いたものが一緒に場外へ運ばれてしまうことも多いです。

固まるタイプではその固まり感も低く、スコップですくう際にほろほろと崩れてしまうことも。

ベントナイトの猫砂を使用したことがある方にとってはその固まり感が物足りなく感じるかもしれません。

システムトイレは「粒の大きさ」に注目

木質ペレット

システムトイレは専用の砂を使う

おしっこがすのこの下に落ちるシステムトイレは、シートでおしっこを吸収するためニオイが気になりにくく掃除もラクなところが長所ですよね。

おしっこをシートで吸収するため、砂は固まらないタイプが多いです。

システムトイレはおしっこをすのこの下に落とす二層構造ゆえに「システムトイレ用」の猫砂を使用する必要があります。

「砂」ではなく「ペレット」という名前で発売されていることも多いですね。

飛び散らない「大粒」が愛猫のストレスになることも

システムトイレのペレットは大粒のものもあり、粒が大きいほど愛猫の足に挟まって場外へ運ばれたり掘った時の飛び散りを軽減できるというところが長所です。

しかし猫にとっては「小粒で自然な砂に近いほど快適に砂を掘れる」ため、愛猫の好みによっては大きくて掘りにくい粒に不満を抱くこともあるため注意が必要です。

砂を掘る感触だけでなく、足を踏み入れた時に猫砂を踏んだ時の感触に不快感を抱いて「トイレに入りたくない」と思ってしまうこともあります。


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愛猫の意見も尊重してあげよう

飼い主さんにとっては「重い」「粉じんが厄介」なベントナイトの猫砂ですが、ベントナイトの猫砂を猫が気に入りやすい理由は「小粒で自然な砂っぽい質感」にあります。

このように、飼い主さんにとってのお手入れのしやすさや機能面への満足度と「愛猫が気に入るか」が一致しない場合もあります。

飼い主さんが良いと思っていても愛猫にとってはイマイチ…ということもあるのです。

猫ちゃんそれぞれ好みは違いますので、ぜひ複数の種類の猫砂を試して愛猫のリアクションを観察してみてください。

まとめ

トイトレ中

長らく「猫砂ジプシー」をしておられる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

清潔さを保つためにガンガン交換できる価格であることも重要ですし、捨て方がラクな方が快適です。

そして消臭効果も捨てがたいところ…今やたくさんの種類の猫砂が発売されていますので、いち早く「これだ!」と思える猫砂に出会いたいですよね。

飼い主さんの快適さだけでなく、実際にトイレを使う愛猫の快適さも両立することが大切です。

各メーカーから様々な猫砂が販売されており迷ってしまいますが、猫砂の素材に注目して選んでみるとお気に入りに近付きやすいかと思います。

chii

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毛玉ライター/犬猫飼養アドバイザー 京都造形芸術大学卒。 家畜獣医師だった祖父がきっかけで、幼少期より毛玉(動物)好きのライター。 現在は犬猫と暮らしながら...

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