高齢期を迎える前に知っておきたい!うさぎの介護とは?

花とうさぎ
ウサギの健康

比較的飼うのが楽だと言われるうさぎですが、年をとってくるとさまざまなケアが必要になってきます。

情報や専門医の少なさから、飼い主への負担が大きくなっているという現状もあるのだとか。

今回は、うさぎが高齢になったらどのようなケアが必要なのかをまとめました。

高齢うさぎとは?介護が必要になるの?

うさぎの高齢期っていつ?

うさぎの寿命は5~10年と言われています。

7~9歳を高齢期、10歳以上を超高齢期と認識しておくとよいでしょう。

高齢期になると、以下のような変化が見られることが多いようです。

・縄張りに対する意識が弱くなるため、行動範囲が狭くなる
・食べ物に対する好みが変わる
・運動量が減り、筋力が低下する

体力の低下や感覚の鈍化などにも気をつけながら、穏やかに過ごせるように見守ってあげましょう。

高齢期を迎える少し前の4~6歳頃は、体調の変化に注意したい時期。

些細な変化を見逃さないようにすると同時に、うさぎが高齢期を迎えるための準備を始めましょう。

高齢うさぎには介護が必要?

うさぎは、犬猫に続いて人気のペット。

そのため、うさぎに特化したフードや商品もたくさん販売されています。

うさぎ専用グッズに囲まれた快適な飼育環境で、ペットのうさぎの寿命が延びており、それに伴い介護が必要となる高齢うさぎも増えていると考えられます。

しかし、犬や猫よりも情報が少ないことや、専門の獣医師が不足していることなどから、うさぎを介護する飼い主さんは想像以上に大変です。

高齢期に入るまでに、信頼できる獣医師や相談できるうさぎの飼い主仲間などを見つけておくと心強いですよ。

目安として、7歳頃までに介護ができる体制を整えておくことをおすすめします。

ケージ環境の見直し

ケージ内のうさぎ

高齢うさぎにとって、ケージを清潔に保つことは、今まで以上に重要です。

【高齢うさぎに対応するためのケージ環境】
・ケージの入り口やトイレの段差を小さくする、なくす
・エサ入れを見直す
・給水ボトルを飲みやすい高さに変える、皿やボウルに変える
・足裏への負担を考え、床材を柔らかいものに変える

まだ十分に動けるのに飼い主さんが先回りをして対策を講じる必要はありませんが、うさぎの様子を見て必要性を感じたらぜひ環境の見直しを行ってあげてくださいね。

ちなみに我が家では、ぴのが5歳になった頃に、以前はぴょんっと軽やかに飛び上がれていたケージの入り口で、動きにくそうにしているのを発見しました。

そこで、ホームセンターで端材を買ってきて下の写真のような階段を作ってあげました。

高齢うさぎの為の階段

スロープや階段をつけたいと思っても、市販のものではサイズが合わない場合があります。

そんなときにはホームセンターの木材コーナーがおすすめです。

ちょうどよいサイズに木材をカットしてもらえば、自宅ですぐに作ることができますよ。

うさぎの介護、具体的にはこんなこと

眠そうなウサギ

食事の補助

人間と同じように、うさぎも年をとると食が細くなります。

自分で食べる量が減ってしまい、体重が落ちてくるような場合には、シリンジ(針のない注射器)を使って食べさせてあげることが必要です。

フードを水でふやかしたものをシリンジに詰め、うさぎの切歯(前歯)の後ろ側から口の中に差し込み、少しずつ食べさせるという方法で行います。

私はぴのが消化管うっ滞(毛球症)になったときに経験しましたが、慣れるまでは本当に大変でした。

飼い主にもうさぎにもストレスが少なくてすむよう、少しずつ練習していきましょう。

食糞の補助

寝たきりになったうさぎの介護で最も大変と言われるのが、食糞です。

うさぎは盲腸便とよばれる柔らかい糞を食べることで栄養を補っています。

健康なうさぎは、直接肛門に口をつけて糞を食べているのですが、高齢うさぎや寝たきりうさぎではこの動作が難しくなります。

そこで、盲腸便が出たらすぐにとって口に運んであげることが必要です。

盲腸便は水分が多い柔らかい糞ですが、空気に長く触れ乾燥してしまうとうさぎは食べません。

食糞についての介護はつきっきりにならざるを得ず、非常に大変だそうです。

ブラッシングの補助

自分で毛づくろいができなくなると、皮膚のトラブルが心配です。

そこで、飼い主さんがブラッシングを行ってあげる必要性が出てきます。

特に高齢うさぎは腰の位置が下がってきたり、排泄後その場でじっとしていたりすることから、お尻周りが汚れやすく、放っておくと皮膚炎の原因にもなりかねません。

ブラッシングをしてもきれいにならないときには、お尻周りだけをぬるま湯で洗ってあげるのもおすすめです。

お尻を丸めるように抱っこし、洗面器にためたぬるま湯をお尻にかけてあげるという方法で行います。

このときに気をつけたいことは以下の2点。

・お尻周り以外はぬらさないこと
・タオルで水分を拭いたら、ドライヤーで完全に乾かすこと

ドライヤーを使うときには、やけどにも気をつけてくださいね。

我が家でもときどきお尻周りだけ洗ってあげるのですが、落とさないようにすることが想像以上に大変です。

独りで行うのが難しいため、いつも大人2人がかりで行っています。

相談するとお尻周りを洗ってくれる動物病院などもあるようなので、気になる場合は問い合わせてみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

うさぎも高齢になると、体力が低下し病気になるリスクが高まります。

健康に長生きしてもらいたいですが、もしも介護が必要になったときのことを考えておくのも飼い主の責任です。

介護は長期にわたることも多く、飼い主への負担も想像を超えるものかもしれません。

高齢うさぎの介護やケアで、ストレスを抱えてしんどくなってしまわないよう、獣医師などに相談できる環境を作っておきましょう。

Ricca

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とある山奥で、ねこアレルギーの夫と動物好きな2人の子どもたちとにぎやかに暮らしています。 昔からペットのいる生活に憧れがあり、我が家にお迎えしたのがもうすぐ...

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