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スコティッシュフォールドってどんな猫?知っておきたいスコティッシュフォールドの基本情報

スコティッシュ・フォールド(オス)

折れた耳に大きな丸い目が特徴のスコティッシュフォールドは、かわいくて人気の猫種です。

多くの有名人が飼っていることもあり、TVでも見かける機会は多いのではないでしょうか。

まだ比較的に歴史が浅い猫種ですが、折れ耳のまつわる歴史や性格、飼育のポイントなどを学んでみましょう。

歴史

スコティッシュフォールド

1961年にスコットランドの農家で生まれた「スージー」という折れた耳を持つメスの猫が、スコティッシュフォールドの始まりだと言われています。

スージーが出産した子猫も同じ折れ耳だったことから、耳の形が遺伝することがわかりました。

その愛くるしい折れ耳を持つ猫を増やそうとして繁殖が始まります。

しかし、繁殖を進めていくと骨格や関節、聴力などにも異常(遺伝子疾患)が目につくようになったことから、1971年イギリスでの繁殖は中止となりましたが、アメリカに輸出され繁殖が続けることができるようになりました。

スコティッシュフォールドの個性を持ちながら、遺伝子疾患の影響を小さくできるように、ブリティッシュショートヘアやアメリカンショートヘアなどと交配して品種改良が続けられました。

そして、1977年CFA(アメリカ猫愛好家協会)に「スコティッシュフォールド」が猫種として公認されます。

現在では、猫の純血種では人気が高く、一般社団法人ペットフード協会によると、2021年の飼育頭数では第2位となっています。特に20代の方に飼われている人が多いようです。

一般社団法人ペットフード協会

大きさ

スコティッシュフォールドは平均的な猫の大きさと同じくらいです。

個体差はありますが、体長は約60cm。

平均体重はメス3~5kg、オス3~6kgになります。

メスよりオスの方が少し大きくなりやすいようです。

毛色

スコティッシュフォールドの子猫

スコティッシュフォールドの毛色は、ホワイト、ブラック、レッド、ブルー、クリームなど種類がとても多いです。

また、柄のバリエーションも豊かで、これらの毛色とホワイトが組み合わさったタビー(縞模様)や三毛模様などもあります。

色と柄の組み合わせは数えきれないほどで、スコティッシュフォールドの魅力のひとつといえます。

体の特徴

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは「フォールド:折りたたむ」という名前の通り、折れて垂れ下がった耳が特徴です。

さらに、丸い顔に大きくて丸い目、短い首をしていることから「ふくろう」に似ているといわれています。

すべてのスコティッシュフォールドが折れ耳をしているのではなく、立ち耳も存在し、「スコティッシュストレート」と呼ばれたりもします。

折れ耳のスコティッシュフォールドも、生まれた時はまっすぐな耳をしていて、生後2、3週間で徐々に折れ曲がってきます。

折れ耳を持つスコティッシュフォールドは、成長すると骨や軟骨に障害を起きるリスクが高いと言われています。

立ち耳のスコティッシュフォールドは、遺伝子疾患を持たずに生まれたので骨や軟骨に障害が起きにくく、さらには耳の通気性が良いので、耳の病気にもかかりにくいです。

立ち耳のスコティッシュフォールドが生まれる確率は70%と高いので、今後は折れ耳よりも立ち耳の人気の方が高くなるかもしれませんね。

寿命

スコティッシュフォールドの平均寿命は10年~13年と言われています。

2021年に発表された猫の平均寿命は15.66歳となっているので、やや寿命は短い傾向にあります。

寿命が短い理由に、遺伝子疾患による病気や、近親交配をして生まれた猫種である背景から、体が弱く病気にかかりやすいことがあげられます。

日頃から愛猫の様子をしっかりチェックし、健康管理をしっかりすれば寿命を延ばすことに繋がります。

性格・気質

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは、とても穏やかな性格で人なつこい傾向があります。

猫は子供が苦手なイメージが強いですが、スコティッシュフォールドは子どもとの相性も良く、遊ぶのが大好きです。

その反面、長い間留守にすると寂しさからストレスに繋がることもあるので、できるだけ一緒にいる時間を作りたくさん甘えさせてあげましょう。

飼育のポイント

スコティッシュフォールド

環境

スコティッシュフォールドは運動量が少ないため、肥満になりやすいです。

内臓疾患を発症しやすいスコティッシュフォールドは、肥満になると心臓や腎臓に負担がかかり内臓疾患のリスクが高まります。

適度な運動とフードの量を適切にして太らせないように気を付けましょう。

運動量

スコティッシュフォールドは比較的運動量が少ない猫種です。

あまり運動をしない分、肥満になる可能性も高いので適度な運動が必要です。

遊ぶのが大好きな性格なので、キャットタワーを設置したり一緒に遊んで運動するのがおすすめです。

高いところの着地は足を痛めてしまう可能性もあるので、着地地点にはクッションなどを置いておくと安心ですね。

しつけ

スコティッシュフォールドのしつけは他の猫と変わりません。

怒鳴ったり叩いたりせずに、やさしく誘導して接しましょう。

例えば、爪とぎ。

してほしくない所で爪をといでいたら、爪をとぐ場所に誘導しましょう。

子猫のうちに決まった場所で爪とぐ癖をつけもらうのがよいでしょう。

折れ耳の場合、耳のケアを定期的に行うことから、耳を触るのに慣れてもらう必要があります。

耳を触られるのが嫌な猫も多いので、子猫の時から耳を触るようにして慣れてもらいましょう。

お手入れ

スコティッシュフォールドは短毛種と長毛種がいます。

どちらもやわらかく毛の量も多いため、毎日ブラッシングとコーミング(くしで毛をとかす)が必要です。

特に長毛種は、毛を飲み込んでおなかの中で塊になる「毛球症」になりやすいので1日2~3回行いましょう。

また、折れ耳のスコティッシュフォールドの場合、耳の通気性が悪いため雑菌が溜まりやすいので耳掃除をしてあげましょう。

週に1度、綿棒で耳の汚れをふきとることで、外耳炎などの耳の病気を防ぐことができます。

気をつけたい病気

スコティッシュフォールド

軟骨異形成症候群

手首や足首の関節に大きいコブができるのが特徴です。

折れ耳のスコティッシュフォールドがかかりやすい病気になります。

かわいいとSNSでよく見かける「スコ座り」も変形した関節が痛いために、足を前に投げ出して座っているとも言われています。

重度になると歩けなくなることもあります。

この病気は一度かかってしまうと治療法がなく、薬で痛みを緩和して生活するしかありません。

もし歩き方や違和感を感じたらすぐに動物病院に連れていきましょう。

外耳炎

耳の中に炎症を起こす病気です。

折れ耳のスコティッシュフォールドの場合、耳の中がムレやすくなり細菌やカビが繁殖して外耳炎になりやすくなります。

こまめに耳掃除をして、外耳炎を予防しましょう。

綿棒などで掃除をするのに慣れていない人は、耳垢を奥に入れてしまい余計に炎症を起こしてしまう可能性があるので、動物病院で指導してもらうのもいいでしょう。

尿路結石

尿の通り道のどこかに結石ができる病気です。

考えられる要因として、食事の内容・水分不足・運動不足・遺伝的などがあります。

水を飲む量が不足して尿が濃くなったり、体質的に結石ができやすくなったりします。

スコティッシュフォールドはシュウ酸カルシウムという結石ができやすいと言われています。

水分をたくさんとって、トイレを我慢させないことが重要です。

肥満になると動くこともめんどくさくなってしまいますので、しっかり運動や食事の管理もしていきましょう。

肥大型心筋症

心臓の筋肉が厚くなり、体に十分な血液を送ることができなくなる病気です。

初期症状は目に見えないため、目に見える状態だとかなり進行していることになります。

少しの運動で呼吸が荒かったり、歩き方がおかしかったり、後ろ足がマヒして立てない、といった症状が見られます。

心臓の病気は基本的には完治できないので、定期的な健康診断を受けて病気の早期発見につなげていきましょう。

まとめ

スコティッシュフォールド

かわいらしい外見に人懐っこくて愛嬌のあるかわいいスコティッシュフォールド。

そのかわいさの裏には、病気になりやすいリスクがありました。

ただ、日頃からしっかり健康管理をして、定期的な健康診断を受けていれば、快適に過ごすことができます。

病気のことにとらわれず、たくさん愛情をもって育ててあげましょう。