キャバリアはどんな性格?飼育方法や注意すべき病気ついて解説

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

今回は、イギリス原産の愛玩犬「キャバリア(正式名称:キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)」の性格や飼育方法、そしてキャバリア特有の注意すべき病気などについて、実際にキャバリア2匹と共に暮らす筆者が紹介します。

キャバリアを飼ってみたいと考えている人はぜひ、参考にしてみてください。

キャバリアとはどんな犬種?

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリアという犬種はチワワやトイプードルなどに比べると、まだまだ馴染みの薄い犬種かもしれません。

キャバリアはどんな性格の持ち主でどのような魅力があるのかをご説明します。

キャバリアの性格

キャバリアの性格は一般的に温厚で優しい性格であると言われてます。また、飼い主さんと遊んだり、じゃれ合うのが大好きです。

温厚な性格なので、多頭飼いにも向いている犬種と言えます。ただし、オス同士だと喧嘩をすることもありますので注意が必要です。

お留守番もある程度は問題なくできますが、人と一緒にいることを好む犬種ですので1日の中で十分に一緒にいる時間を確保できる人におすすめの犬種です。

また、キャバリアは他の犬と交流するのがあまり得意でない個体が多いです。

ドッグランなどに行くと、犬ではなく他の飼い主さんのところに行って撫でてもらっていることもよくあります。

他の犬との交流が得意でないことから、たくさん犬が集まるような場所にストレスを感じてしまうキャバリアもいますので、様子をよく観察してあげるようにしてあげてください。

飼育経験者は語る!キャバリアの魅力

キャバリア2匹と共に生活している筆者が感じるキャバリアの魅力をまとめました。

・明るく優しい
・とてもよく懐く
・お出かけに連れていきやすい
・しつけがしやすい

キャバリアはとにかく明るく優しい性格です。外出から帰ってくると毎回大歓迎で飼い主さんを迎えてくれます。

また、落ち込んでいたり元気がないときにはそっとそばにいてくれたりもします。人間の感情を非常に敏感に感じ取ることができます。

キャバリアは人間が大好きなのでとてもよく懐きます。そのため、初心者でも比較的飼いやすい犬種と言われています。

温厚でありながら賢いキャバリアは他の犬との争いを嫌います。お出かけなどの際に他の犬とすれ違っても吠えることはほとんどありません。

また、ドッグカフェやペットショップなど犬を連れて行っても大丈夫なお店などでも落ち着いて過ごせる個体が多いです。

一緒に色々な場所へ愛犬とお出かけがしたいと考えている飼い主さんにはキャバリアがおすすめです。

しつけがしやすいのもキャバリアの魅力の一つです。キャバリアは人の言葉を一生懸命理解しようとするため、芸を覚えるのが早いです。飼い主さんの言葉を理解しようとして、首をかしげる仕草はとてもかわいいです。

また、従順な性格でしつけがしやすいことからアジリティなどにチャレンジしているキャバリアもいます。

キャバリアを上手に育てよう!飼育方法の注意点やしつけの仕方

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリアは上手に育てることによって色々な芸を覚えてくれたり、飼い主さんに懐いてくれるようになります。

キャバリアはどのように飼育すべきなのかやしつけの仕方について説明していきます。

キャバリアだからこそ行うべきお手入れなどもありますので参考にしてみてください。

キャバリアの飼育の注意点

キャバリアは小型犬から中型犬に分類される犬種です。日本の暑さや寒さにはあまり強くないと言われていますので、室内で飼育するようにしましょう。

お散歩は1日に2回、1回につき30分程度行ってあげてください。キャバリアは心臓が強くない個体もいるので、激しい運動をさせるよりも適度な運動を行ってあげるほうがよいです。

また、甘えん坊な性格なのでなるべく一緒に過ごす時間を増やして、室内でも遊ぶ時間を作ってあげるようにすることでストレス解消につながります。

食事は成犬であれば1日2回与えます。キャバリアは太りやすいので食事の量には十分に注意してください。

肥満は心臓への負担を大きくするので、なるべく肥満にならないように飼い主さんが食事の管理をしっかりと行ってあげることが大切です。

キャバリアのお手入れ方法

入浴中のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリアは被毛に艶があり美しいのも特徴です。しかし、毎日のお手入れを行わないと美しさを維持することができません。

被毛のブラッシングは毎日行うように心がけます。特に毛が長くて細い場合には絡まって毛玉になってしまうので注意が必要です。

毛玉を放置しているとどんどん大きくなり、毛を刈るしかなくなってしまいます。また、皮膚病などの原因にもなりますのでこまめにブラッシングを行ってあげてください。

毎日のブラッシングと月に一回程度のシャンプーを行っていればトリミングに行く必要はほとんどありません。

ただし、キャバリアの場合には毛の伸び具合に個体差があり、毛が良く伸びる個体の場合には定期的にカットしてもらうと被毛をより美しく保ちやすくなります。

上手なしつけの仕方

キャバリアは飼い主さんの言葉を理解しようとする気持ちが強い犬種なので、比較的しつけがしやすいです。

また、食べることが大好きでおやつなどに目がないので、上手におやつを活用してしつけをするとスムーズに覚えてくれるようになります。

また、どんな犬種でも言えることですが、しつけは1日でできるようになるものではないので毎日根気よく教えていくことが大切です。

1日15分などとしつけの時間を設けるようにすると犬も集中して取り組みやすくなります。

キャバリアが気をつけたい病気や怪我とは?

2匹のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

犬種によってかかりやすい病気や怪我がありますが、キャバリアにも生まれつきかかりやすいと言われている病気や怪我が存在しています。

どのような病気や怪我に気を付けるべきなのかをご紹介します。

心臓病には注意が必要

キャバリアは生まれつき心臓の病気にかかりやすいと言われています。

年齢を重ねると心臓の病気になる可能性はどの犬種でも高くなりますが、キャバリアの場合は若いうちから気を付ける必要があります。

心臓の病気の主な例としては僧帽弁閉鎖不全症という病気があります。僧帽弁閉鎖不全症は心臓の中に存在している弁がうまく開閉しなくなってしまい、酸素を多く含む血液とそうでない血液が混ざってしまいます。

血液が混ざってしまうことによって息切れや酸欠といった症状を引き起こします。

心臓病は早期に発見すれば薬を服用することによって進行を抑えることができますので、定期検診などでしっかりと診てもらうようにすることが大切です。

また、肥満も心臓に負担をかけますので体型の維持には注意するようにしましょう。

被毛の管理にも気を付ける

キャバリアのお手入れで被毛の管理について紹介しましたが、こまめにブラッシングなどを行わないとフケが出たり皮膚に炎症が出ることがあります。

また、被毛を清潔に保とうと毎日シャンプーを行うなどの過剰洗浄によって皮膚の乾燥や炎症、被毛のちぢれなどにつながりますので正しいケアを心がけてください。

夏には熱中症に要注意

キャバリアは短頭種と呼ばれる鼻が短い犬種に分類されます。短頭種は呼吸がしづらいことから暑さに弱いので、夏場には熱中症に注意が必要です。

夏場のお散歩などは早朝や夕方などの涼しい時間帯に行うようにし、日中は室内の温度にも注意してあげてください。

まとめ

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリアの魅力や飼育方法、そして注意すべき病気や怪我などについて紹介しました。

実際にキャバリアを飼ってみたいと考えている人はお手入れの仕方や心臓病などに注意しながら生活してみてください。

明るく優しい性格のキャバリアは暮らしを豊かにしてくれるに違いないでしょう。