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愛犬にも一汁一菜?!獣医師考案の手作りごはんレシピ本で健やかに♪

餌をみつめる犬
犬の食事

これから愛犬の手作りごはんにチャレンジしたい方、
すでに手作りごはんを取り入れていてレパートリーを増やしたい方、
愛犬の健康を食事からサポートしたい方にオススメのレシピ本!

今回は獣医師が考案した「一汁一菜 長生き犬ごはん」という本をご紹介します。

愛犬のごはんを一汁一菜にするというのは目から鱗の発想でしたが、そこには愛犬と飼い主さんにとってのメリットがありました!

獣医師が考案した「一汁一菜 長生き犬ごはん」とは?


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著者も監修も獣医さん!

著者の林 美彩先生(左)と監修の古山範子先生(右)
■著者の林 美彩先生(左)と監修の古山範子先生(右)

世界文化社から発刊された「一汁一菜長生き犬ごはん」は、獣医師が考案した愛犬用の手作りごはんレシピ本です。

「長生き犬ごはん」「長生き猫ごはん」シリーズの第3冊目となる今回は「一汁一菜」をテーマとしたメニューが盛りだくさん!

著者も監修も獣医師ということで、レシピだけでなく愛犬の健康を食から支える情報が盛りだくさんで掲載されています。

著者で獣医師の林 美彩先生は「毎日食べるもので体が作られていく」というご両親の教えのもと、学生時代に愛犬を迎えたことをきっかけに手作り食を学び始めたそうです。

そして、西洋医学と代替療法の良いところを融合させたサポートを行う「chicoどうぶつ診療所」を2018年3月に開院されました。

同じく獣医師で監修の古山 範子先生は、手作り食を中心とした犬猫の養生法を提案する「犬猫養生Harmony」を主催されています。

薬膳の考え方「一汁一菜」とは?

「一汁一菜(いちじゅういっさい)」とは、主食に汁物一品とおかず一品で構成されるメニューを指します。

一汁一菜は日本の伝統的な食卓法で、もともとは質素な食事を意味する言葉でした。

しかし、食事の欧米化や生活習慣病の増加などが問題視される現代では「健康的な食事」として注目されるようになりました。

食事から健康を保つというのは「薬膳」の考え方と同じです。

・旬の食材を取り入れること
・陰陽に分けられる食材の性質
・肝臓、腎臓、心臓、脾臓、肺を労わる「五臓」の考え方

など、本書も薬膳の考え方に基づいて季節の一汁一菜レシピが考案されています。

愛犬のごはんを一汁一菜にするメリットは?

愛犬の食事は1つのボウルによそって与えるイメージかと思います。

基本的に愛犬のごはんとなるのは総合栄養食と呼ばれるドッグフードで、その名の通り「これと水で十分に生きていける」というフードです。

一汁一菜ということは、愛犬に主食・おかず・汁物を分けて与えるということ。

少し違和感がある方もおられるかもしれません。

本来「一菜」は、主食とおかずが分かれていることが基本ですが、本書では主食とおかずを混ぜたものを一菜として与える実質2品です。

愛犬のごはんを一汁一菜にするメリットは

・早食いの防止になる
・水分が多く摂れる
・飼い主さんと献立をシェアしやすい

ことが挙げられます。

与える品数を多くすることで、愛犬は品数分の食事を摂ることができます。

次の品を与えるまでに少し間隔があることで、食欲旺盛で早食いしがちな愛犬の満足度を上げることができます。

また、汁物を用意することで食事から水分補給ができます。

愛犬たちに「お水を飲んでね」と言っても伝わりませんが、おいしい水分なら楽しんで水分補給ができますね。

さらに、飼い主さんも愛犬と同じメニューが食べられる点も、愛犬のごはんを一汁一菜にするメリットとなるでしょう。

犬が食べてはいけない食材や調味料は、愛犬の分を取り分けた後なら追加できます。

一汁一菜と聞くと手間がかかると心配になりますが、愛犬の食事と共に飼い主さんの食事も同時進行で作ることが可能です。

手作りごはんは愛犬とのコミュニケーションツール

犬と料理をする男女

一概に「手作りごはんが良い」「ドッグフードが良い」と言えず、どちらにもメリットとデメリットがあります。

手作りごはんのメリットは、愛犬が食事を楽しみやすい点。

食材の香りや歯ごたえをより感じられるため、飼い主さんの手作りごはんが大好きなわんちゃんも多いですよね。

愛犬がおいしそうに食事を楽しむ姿を見るのは、飼い主さんにとっても幸せなひとときでしょう。

そうして愛犬の食事を観察することで「この食材は好きじゃないのかな?」「今日は食欲がないのかな?」と発見につながることもあります。

待ち遠しくごはんを待つ愛犬、食事を提供する飼い主さん、さらに一汁一菜の2品目を出すこと、このような食事の流れが飼い主さんと愛犬の大切なコミュニケーションとなります。

食事はエネルギーを補給するためのものですが、手作りごはんをコミュニケーションツールとしても考えることで、作る飼い主さんも楽しみながら取り入れられるでしょう。

さっそくじっくり読んでみました♪

「鶏肉のパリパリ焼きとスクランブルエッグ、カリフラワーとブロッコリーのお汁」のレシピページ
■「鶏肉のパリパリ焼きとスクランブルエッグ、カリフラワーとブロッコリーのお汁」のレシピページ

季節に合わせたレシピが盛りだくさんでワクワク

人間のレシピ本かな?と思ってしまうほど、素敵なレシピが盛りだくさんで掲載されている本書。

春・夏・秋・冬と季節ごとのメニューに分けられているので、今日はこれを作ってみようかな♪と献立を決めやすいです。

スーパーで旬の食材を目にして季節を感じ、嬉しくなることってありますよね。

食事から季節を楽しめるのも、旬の食材を意識する醍醐味でしょう。

味付けすれば飼い主さんも食べられる!

レシピを眺めながら感じたのは、そのレパートリーの多さ!

白ごはんだけでなく、パスタやお蕎麦、ビーフンを使ったレシピもあるんです。

愛犬の体質によっては食べられない食材もあるかと思いますが、さまざまな食材を使ったレシピで毎日のごはんに変化がつけられて、愛犬もワクワクしてくれそうです。

レパートリーが多いので、加熱後に愛犬の分を取り分けて味付けすれば、飼い主さんのごはんも作れます。

本書に掲載されている写真はきれいに盛り付けしてありますが、愛犬に与える際には細かく刻んであげたり、主食とおかずを混ぜてあげたりすることが推奨されています。

本書のお写真は飼い主さんのごはんをイメージできますので、愛犬と同じ献立を楽しみやすいなと感じました。

体重・体型・体質・年齢ごとの説明があって分かりやすい

愛犬の手作りごはんで悩ましいのが、適切な1回分の量ではないでしょうか。

人間と犬では必要な炭水化物・タンパク質・野菜の割合が違いますし、愛犬の体格や年齢によって必要なカロリーも違ってきます。

総合栄養食のドッグフードであれば1回分のグラム数を計るだけで良いのですが、手作りごはんでは分量の加減がハードルになっているのではないかと思います。

本書には基本的な炭水化物・タンパク質・野菜の割合や、1日に必要な水分量の計算方法がやさしく説明されています。

レシピは体重5kgの犬の食材量が掲載されていますが、愛犬の体重ごとに量を調節するための表も掲載されていますので、計算機を使えばカンタンに量の目安を割り出せます。

そのほか、肥満気味の子への注意点、太れない子への注意点、犬種別の注意点などもわかりやすく掲載されており、初めて手作りごはんを作ってみる方にとってもチャレンジしやすいと感じました。

愛犬の一汁一菜ごはんに初チャレンジ♪

ちょうど冬と春の間の、2月某日。冬のレシピと春のレシピを1つずつ作ってみました♪

豆腐と鶏肉のミートパスタ・小松菜の軟骨スープ
■冬のレシピより:豆腐と鶏肉のミートパスタ・小松菜の軟骨スープ

本当はスープにやげん軟骨が必要だったのですが、スーパーで見つけることができず……骨付きの鶏肉を加熱した後、肉の部分だけスープに入れました。

スープが少し脂っぽくなってしまったので、パスタにはヘルシーな鶏胸肉の挽肉を選びました。

豚肉のビーフン・桜えびとキャベツのスープ
■春のレシピより:豚肉のビーフン・桜えびとキャベツのスープ

ビーフンって、久々に使ったかもしれません!

ビーフンはお米の麺なので、小麦粉が苦手な子でも取り入れやすい麺類です。スープは桜エビの香りが香ばしく、ひと足早く春が来ました。

一汁一菜と聞くと手間がかかるかと思いきや、それぞれ炒めたり加熱したりするだけなので20分もあれば作れちゃう簡単さ!

レシピの分量は5kgの犬の2食分の量なので、愛犬の体重に合わせて用意するところがポイントです。本書には5kgを1とした時の割合表が載っていますので、レシピの分量に割合表の数字を掛ければ愛犬の体重に合った量が計算できます。

ご飯を完食した犬
■ペロリ完食の愛犬ウーノ

一汁一菜を与える際は、先に一菜を与えてから一汁を与えることが推奨されています。

汁物を先に与えると胃液が薄まってしまうので、一菜を先に与える方がお腹に優しいそうです。

愛犬の好みによっては、一汁一菜を分けずに一緒によそって与えるのもOKとのこと!

愛犬ウーノは食にこだわりがなく、ドッグフードもおいしそうに食べます。しかし、手作りごはんの方が食べる勢い(と目の輝き)が違います。

いつも一瞬で食べ終わってしまうので、汁物を2品目として与えられる一汁一菜メニューは早食い防止ができて良いですね。

本人もごはんを実質2度食べられて満足そうでした!

まとめ

書籍「一汁一菜 長生き犬ごはん」

犬たちにとって、食事への興味をそそるのは見た目よりも「匂い」の情報です。

水分量が多い食べ物や温かい食べ物は匂いが立ちやすいので、手作りごはんが大好きなわんちゃんも多いのではないでしょうか。

今回ご紹介した書籍は「一汁一菜」をテーマにした愛犬用の手作りごはん本で、犬にとって健康的な食事を踏まえて獣医師が考案したレシピがたくさん掲載されています。

愛犬のごはんを一汁一菜にすることで、愛犬がおいしく水分補給を楽しめることや、愛犬の早食い防止につながるなどのメリットがあります。

本書は薬膳の考え方も取り入れており、旬の食材を使って季節を楽しめるレシピである点も素敵ですね。

みなさんもぜひ、愛犬の手作りごはんに一汁一菜を取り入れてみてはいかがでしょうか。

『獣医師が考案した一汁一菜長生き犬ごはん』
著:林 美彩(獣医師)
監修:古山 範子(獣医師)
発行・発売:株式会社世界文化社

chii

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毛玉ライター/犬猫飼養アドバイザー 京都造形芸術大学卒。 家畜獣医師だった祖父がきっかけで、幼少期より毛玉(動物)好きのライター。 現在は犬猫と暮らしながら...

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