水槽を飾ろう!レイアウトグッズ【石】【流木】【イミテーションプランツ】の紹介

アクアリウムにはいろいろな楽しみ方がありますが、魚だけで飼う……というケースもあるにせよ、たいていは水槽を装飾するグッズを利用したりします。
今回は、その中から、石、流木、そしてイミテーションプランツをご紹介します。
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石
豊富な種類(銘柄)で様々な表現ができる
古くからアクアリウム用の石として木化石(ぼっかせき)、溶岩石などが流通していましたが、最近ではとても種類(銘柄)が増えています。
■アクアリウム用として販売されている石いろいろ
どうして増えているのかを考えると、水草レイアウトのブームがその要因とし挙げられそうです。
水草レイアウトは以前から人気ですが、日々、その表現は進化しています。と言いますか、石や次にあげる流木、これらで新しいものが流通するようになると新しい表現も生まれる、といった面もあります。
■石を印象的に使った水草レイアウト
石の選び方には注意が必要
現在では数え切れないくらいの銘柄の石が流通していますが、それぞれアクアリウム用に選ばれたものなので、とくに心配なく水槽に用いることができますから、好みのものを選ぶと良いでしょう。
ただし、一部では硬度を上げる作用を持つものがあり、そのような石を選んだ場合には、水草の育成が少し難しくなります(高い硬度を苦手とする水草が多い)。
硬度を上げる石の特徴にもいろいろありますが、全体に青っぽかったり、一部に白い模様が入ったものは硬度を上げやすいと覚えておくと良いでしょう。
石の取り扱いにも注意を!
それと石の取り扱いについて。石は文字通り石なので、硬く重たいです。水槽に入れる際には、ガラス面にぶつけないように注意してください。
また、水槽の中でぐらついて倒れないように、基部を砂利にしっかりと埋め込むなどしてください。
石と硬度についてはこちらのリンク先をご覧ください(アクアライフブログ 水草QA100)
流木
種類(銘柄)が豊富で選ぶのが楽しい
流木もアクアリウムの定番アイテムです。こちらも石と同様にたくさんの銘柄があります。
■アクアリウム用で販売されている流木いろいろ
大昔はごろっとした塊状のもの、または素朴な棒状のものが主流でしたが、現在では細かい枝状のもの、切り株状のもの、ひねりの強いものなど、味わいのある流木が数多く流通しています。
■流木を中心に据えた水草レイアウト
流木の導入方法
石と同様にアクアリウムショップで売られているものであれば、特に心配なく水槽に導入することができます。
多くの流木は、流通の過程で乾燥し、水にはすぐに沈みません。
ですから、水槽に入れたら気長に沈むのを待ちましょう。1週間もすれば沈んでいくはずです。
流木を使うと水が茶色くなる?
多くの流木では、水槽で使用しているとアクと呼ばれる物質が溶出します。
アクは魚には無害ですが、水槽の水をうっすらと茶色くしてしまいます。
気になるようであれば活性炭などの吸着材を水槽に投入しましょう。それで茶色の水が透明になります。
また、ソイルを使っている水槽であれば、ソイルには吸着効果がありますから、あまりアクによって茶色くなることはありません。
イミテーションプランツ
イミテーションプランツのメリット
水槽に水草を入れると華やかで涼しげでとても雰囲気が良くなります。ただ、いろいろな事情で水草を植えられないケースもあります。
たとえば、水草を食べてしまう魚を飼っている、水草が育ちにくい設備で魚を飼っている(ライトが弱い、砂利を敷いていないなど)、または水槽の水に塩浴などで塩を入れることがある……など。
そんな時にでも水草で飾りたいと思う人は、イミテーションプランツを用いるとよいでしょう。
■各種イミテーションプランツ
イミテーションプランツとは人工的な素材(樹脂など)で作られた水草を指し、先のような条件の水槽でも水槽を華やかに彩ることができます。
イミテーションプランツの導入方法
買ってきたパッケージから取り出して水槽に置くだけです。
これも様々な銘柄があり、一つだけではなくいろいろと組み合わせても面白い景色を作ることができます。
イミテーションプランツのお手入れ方法
イミテーションプランツは、成長しませんし、コケがつきやすい面があります。
ですから、コケ取り用の生体を水槽に入れるか、コケがひどくなったら漂白剤を使用するときれいにすることができます(漂白剤の使用の際には注意書きをきちんと読んで適切に使用してください)。
また、コケが落ちたら、水道水でよく注ぐなどして、漂白剤をしっかりと落としてから水槽に戻します。
■漂白剤でクリーニング中のイミテーションプランツ
レイアウトグッズは魚を引き立てたい人にぴったり
今回取り上げたレイアウトグッズは、特に使用のコツなどがありません。
ですから、気軽に水槽を飾りたい人にも向いているものと思います。
魚だけで寂しいな、と思ったら、この記事を思い出し、自分好みの水槽に仕立ててみてください。
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記事提供:月刊アクアライフ