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熱帯魚の代表的な存在!エンゼルフィッシュのプロフィールとその飼い方

レッドトップブラッシングエンゼル
アクアライフ

皆さんは「エンゼルフィッシュ」をご存知ですか?

「エンゼルフィッシュ」は菱形の体に大きく伸びる背ビレとしりビレを持ったスタイリッシュな熱帯魚です。

アマゾン原産の熱帯魚で、現在でもアマゾン産のワイルド個体が流通しています。

原種の色合いは銀または銀褐色のベースに、黒い縞模様が入るシンプルなものです。

原種のエンゼルフィッシュ(スカラレ種)
■原種のエンゼルフィッシュ(スカラレ種)

一方で原種をもとにした改良品種も作られています。

改良品種は主に東南アジアで生産され、流通量は多く安価です。また、色合いもバラエティに富み、原種とは異なった華やかさを持ちます。

今回はエンゼルフィッシュの改良品種の紹介と飼い方についてご紹介します。

様々なエンゼルフィッシュの改良品種を紹介

エンゼルフィッシュにはたくさんのカラーバリエーションがあります。

また、色とは別に、体表に細かいシワが入る形質もあります。

体表にシワのあるエンゼルフィッシュは光を眩しく乱反射することから「ダイヤ」と呼ばれます。

他に、もともと長いヒレがさらに長く伸びる、ベールテールやロングフィンなどの改良もあります。

色、ダイヤ形質、ベールテールやロングフィン、これらは組み合わせることができます。

ですから、エンゼルフィッシュにはたくさんの改良品種があるのです。

プラチナダイヤベールテール

プラチナダイヤベールテール

シルバーダイヤ

シルバーダイヤ

ブラックダイヤ

ブラックダイヤ

トリカラーエンゼル

トリカラーエンゼル

レッドトップブラッシングエンゼル

レッドトップブラッシングエンゼル

ロングフィン・アバターエンゼル

ロングフィン・アバターエンゼル

ナゲルフレック(マーブルブルーエンゼル)

ロングフィン・アバターエンゼル

ブルーダイヤ

ブルーダイヤ

エンゼルフィッシュはちょっと我が強い

エンゼルフィッシュはシクリッドというグループに属する魚です。

シクリッドは子育てをする魚として有名です。

また、感情表現が豊かといえばよいのでしょうか、オスがメスに熱心に求愛したり、小競り合いをしたり、その行動はどこか人間くさくて、飼育者は思わず引き込まれてしまいます。

こうした性質により、複数匹でエンゼルフィッシュを飼っていると思わぬトラブルが起こることもあります。

たとえば、繁殖行動に移ったペア(雌雄)は縄張りを形成し排他的になり、他の個体を激しく追い払ったりします。

繁殖行動に入っていなくても、些細ないざこざは日常的で、それによって体の小さな個体が参ってしまうこともあります。

小さなうちはそのようなトラブルも起きにくいのですが、成長するにつれ徐々に我が強くなっていく傾向があります。

個体間の干渉によるトラブルはケースバイケースで、これといった答えを示しにくいのですが、いざとなったら攻撃の対象になっている個体、または強すぎる個体を隔離できるように別の水槽を用意しておくのも一つの手です。

そこまでできない場合は、流木や水草で隠れ家をたくさん作っておくのもよいでしょう。

エンゼルフィッシュの基本的な飼い方

エンゼルフィッシュの水槽

水槽

水槽の大きさは、たとえば5〜6匹の成魚を飼うのであれば50〜60リットル程度の水槽を用意します。

一般的な60cm規格水槽(60×30×36cm)でよいですが、縦方向に大きい魚なので、水深が40〜45cmある少し大きめの水槽がベターです。

水の管理

水道水を用いる場合、カルキを抜きます。

水温は水槽用ヒーターなどで25℃前後に保ちます。

フィルターは種類を問いませんが、極端に強い水流がつくものは避けましょう。

水質の悪化には強くないのでまめに水換えをします。

1週間に1度1/2〜1/4程度換えるとよいでしょう。

改良品種であれば水質は中性程度で問題ありません。

水換えをしてもpHの低下が防げない場合(たとえば常時pH5台)は、サンゴ片を入れておくとよいでしょう。pHの低下をゆるやかにしてくれます。

餌を与える頻度

餌は1日数回、数分で食べきる量を与えます。

砂利を敷くなら清潔を保つ

長いしりビレを砂利に擦ることもあります。そして擦れたところが傷になり細菌性の病気にかかることもあります。

ですから、砂利を敷いているのなら小まめに砂利クリーナーで洗浄して清潔に保ちましょう。

混泳させる場合は体高の大きい種類を選ぶ

エンゼルフィッシュだけで飼うのもよいですが、他の魚と飼うこともできます。

ただし、わりと魚食性の強い魚なので、ネオンテトラくらいの大きさの魚であると突いて食べてしまうことがあります(熱帯魚あるあるの定番です)。

そのため、あまり小さな魚とは一緒にできません。

小さな魚と一緒に飼いたい場合は、ブラックファントムテトラやプリステラなど体高の大きい種類を選ぶとよいでしょう。

レイアウトは流木や水草がとてもよく似合う

ベアタンク(砂や装飾品を入れない水槽)も管理の上では楽ですが、エンゼルフィッシュには流木や水草がとてもよく似合います。

余裕があるのなら、それらの素材で水槽をレイアウトしてみてください。

いい魚だから定番なのだ!

エンゼルフィッシュは古くからの定番熱帯魚で、戦前から輸入されていました。

そして今でも盛んに輸入され熱帯魚ショップの水槽を賑わせています。

あまりにもポピュラーな魚であるので、かえってその良さを感じにくい人もいるかもしれませんが、エンゼルフィッシュのシルエットは数ある熱帯魚の中でも個性的であり、抜群に洗練されています。

気になった方は、ぜひエンゼルフィッシュを水槽に迎え入れてください。

特にバリスネリアなど、テープ状の水草を背景にしたエンゼルフィッシュは、絵になりますよ。

エンゼルフィッシュに興味がある方におすすめの本

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記事提供:月刊アクアライフ