多頭飼いの本音。飼ってからわかるお悩みと、飼い主がやるべきこととは。

トレーニング・しつけ

わんこを飼いはじめてしばらくすると、多頭飼いへの憧れを抱く飼い主さんもいるのではないでしょうか。

このかわいさが倍増する、わんこもさみしくないかもー♪…と。

わが家もそうでした。家族の強い思いがあって、最初のわんこを迎えてから2年後、新たな家族を迎えたのです。
もちろん、飼う前にネットで検索したり、多頭飼いのわんこ友達に色々と話を聞いたりして、ある程度理解した上で多頭飼い生活を始めました。しかし、事前のリサーチでは見えてこない出来事がいっぱいありました。

先住犬とうまく生活できるようにするために

一番重要だと思ったのが、先にわが家で暮らしているわんこ・先住犬との関係です。
今まで悠々自適にわが家で愛情たっぷりに生きてきたわんこがストレスになっては意味がありません。

迎えるわんことの相性を見極める

わが家は先住犬と同じ犬種・性別の子を迎えると決めていました。
どの子を迎えるか…。先住犬を連れて直接会う機会を作りました。

ブリーダーさんのお宅で対面。会う子によって、不思議なくらい反応が違います。
尻尾を下げてそっぽを向く、まったく興味を示さない、やたらと吠える、逃げまくる…などなど。
その様子を見ているうちにだんだんと飼い主も先住犬の気持ちがわかるようになるものです。

ですので、即決せず、何度も足を運んで、しっかりと先住犬の様子を見るのが良いと思います。
できるなら、ある程度の時間、先住犬と一緒に過ごせるような環境作りができると、尚いいですね。

わが家の場合は、3ヶ月くらい何頭ものわんこと出会いました。その中で、唯一尻尾を振ってすり寄っていった子が今わが家にいるわんこです。

しつけも大事。でも先住犬はもっと大事!

子犬を迎えるということは、また一からしつけをしなくてはなりません。

トレイトレーニング、「マテ」や「座れ」「よし」などの基本的なコマンドも教えないと…。
それに気を取られていると、どうしても先住犬をほったらかしにしてしまいがちです。すると、先住犬はさみしそうな顔をしていじけます。これほんとです。また、わざと粗相したり、下の子に手を出したりと飼い主を困らせます。子育てと一緒ですね。

そこでわが家では、何をするにも「先住犬を優先する!」という決まりを作りました。
声をかける時も、ごはんをあげる時も、遊ぶ時も、すべて先住犬の名前を先に呼びます。下のわんこに手がかかっている時も、必ず「ちょっと待っててね」と一言声をかけます。それだけで先住犬は安心します。自分は忘れられているわけじゃないということがわかり、安心するようです。

わんこ同士の関係は自然に任せる

子犬はとにかくハイテンション。家中をぴょんぴょん跳ね回り、落ち着きなんてありません。遊びもその勢いは衰えず、飼い主にも先住犬にも遠慮なく向かってきます。迎えたばかりの頃はその迫力に圧倒され、先住犬がリビングからいなくなることもしばしば。これはどうしたものかと悩みましたが、ある日突進してきた子犬を先住犬が大声で「わん!」と一喝!そのまま、子犬をひっくり返し押さえつけたのです。
まずい!これはケガをするのでは!と焦りましたが、様子をみているとそれ以上のことはしませんでした。それからも、何度が同じことがあり、どうやら、度が過ぎると「それはダメ!」と教えているようでした。群れで暮らしてきたわんこの自然のルールなのかもしれません。

わが家でやってはいけないルールを一番知っているのは先住犬です。それを教えるかのように、一喝。飼い主が色々と決めつけるのではなく、犬同士で一緒に暮らしていくためにルール付けをさせるのが一番だと思います。もちろん、迎える子の性格にもよりますが、わが家の場合はそれがうまくいったケースですね。

多頭飼いだからこそ困ることあれこれ

多頭飼いは、楽しさ2倍、苦労も2倍です(笑)。
2頭とも生活に慣れてくると、色々と困りごとも増えてきます。ここでは飼い主の苦悩を紹介しましょう。

下のわんこのしつけがうまくいかない

先住犬の時は、しっかりとしつけ本も読み、しつけの時間を作って向き合ってきたので、しつけは思ったよりうまくいきました。しかし、下のわんこのしつけは結構苦労が…。

まず、同じ教え方では通用しないことです。「マテ」「座れ」などのコマンドは、おやつをご褒美に教える“おやつ大作戦”でやってきたのですが、先住犬がすかさずやってきてすぐにやってのけてしまいます。すると、おやつをあげないわけにもいかず、しっかりと下の子に教えるタイミングを逃してしまいます。

また、最初は性格の違いを飼い主が理解していなかったせいで、同じ教え方を押し付けて無理をさせていたように思います。
下のわんこはどちらかというと臆病というか、慎重というか…。ですので、ゆっくりと時間をかけて教えていくように方針を変更しました。

愛情は均等に注がないとダメ

留守番の多いわが家。帰ってくるとそれはそれは猛ダッシュで出迎えてくれます。もちろん、それはとても嬉しいことです。しかし、2頭を一度に抱っこしたり、撫でたりするのは難しく…。また、リビングでくつろぐ時、おもちゃで遊ぶ時も、自分が一番!とばかりにやってきてくれますが、ダブルで構ってあげられません。

しかもわんこは、自分だけを見て!というアピールをしてきます。まとめて抱っこは嫌がるのです。ですので、時間を決めてマンツーマンで遊んだり、抱っこしたりするように頑張っています。当然、時間は2倍かかります。

でも自分のプライベートな時間が減っても、わんこ達との時間を大事にしています。あとは家族と協力しあって上手に時間を作るなど、工夫が必要ですね。

お財布も2倍になることを忘れずに

当然のことながら、かかるお金は2倍になります。
狂犬病、ワクチン接種、ごはん、トレイシートなど、必ずかかるお金はもちろんですが、ドックランや旅行でわんこにかかる料金も2倍に。わかってはいましたが、やはり負担は大きくなったと思います。

病気やケガなど突発的なことでも費用はかなりかかります。
1頭でもそうですが、病院で支払う治療費は病状によって大きく異なります。それが2頭になると、単純に費用が2倍というわけにはいきません。

後悔しているのは、ペット保険に入っていなかったことです。
保険によって支払額は異なりますが、少しでも治療費の負担を軽減できたのに…。年齢的に残念ながらもう加入はできませんので、とにかくわんこ貯金だけは欠かさないようにと思っています。

まとめ

多頭飼いは本当に楽しいです♬
留守番が多いわが家では、やはり2頭で過ごすほうが寂しくないのも事実です。

ですが、苦労も負担が増えるのも嘘ではありません。
多頭飼い生活をご検討の方には、そのあたりをしっかりと考えて、ある程度の覚悟をもっていただきたいと思います。




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