犬や猫、動物と暮らしながら妊娠を考えている方に知っておいて欲しいこと

ペット全般

我が家には現在、5歳のラブラドールレトリーバーと4歳の猫、3歳の娘がいます。
家族に加わった順番も犬、猫、娘で、妊娠時には既に犬は1歳近く、猫は保護したばかりの生後間もない状態でした。

You Tubeなどでも犬や猫が赤ちゃんを見守っている内容の動画が多く見られますが、私はそういったものを見るのが大好きであったため、妊娠前は動物と暮らしながら子育てするということを絵本や童話のように美化して甘く考えていました。

しかしいざ妊娠をしてみると妊娠前に動物達にやっておいてあげたかったことや、知っておきたかったことが多くあり、今でも後悔していることも少なからずあります。

今回は、私が妊娠前に動物のために知っておきたかった、しておきたかった3つのことについてお伝えしていきたく思います。

立ち入り禁止の部屋を作っておけばよかった

生まれたばかりの赤ちゃんは少なくとも生後4週が過ぎるまでは、お腹の外の世界に慣れるために外出を控えるように自治体や病院から指導されます。

しかし、犬や猫と赤ちゃんをいつから、どのように触れ合わせたらよいのか?ということは自治体や病院の母親学級でも教えてもらえませんので、自分達でタイミングを考えて、細心の注意を払いながら対面させるほかありません。

我が家では産院から退院して数日間は、1日に3回~4回、抱っこをした状態でゲートを挟んで娘を愛犬や愛猫と会わせていました。

生後1ヶ月が過ぎるまではこの方法で娘を愛犬や愛猫に受け入れてもらおうと考えていたのですが、この状況を面白くなく感じた彼らは、娘と私が1日の大半を過ごしている寝室に押し掛けるようになってしまったのです。

それまで我が家では全ての部屋に愛犬や愛猫が立ち入るのを許可してしまっていたので、「群れの新入り」の顔を見に来ただけなのに、怒られてつまみ出される、といった事態は彼らにとって理解不能なものだったでしょう。

しかし流石に完全にフリーの状態で、生まれたばかりの赤ちゃんと愛犬や愛猫を同じ部屋で過ごさせるわけにはいきません。
愛犬は鍵の開け方を覚えていたため、寝室には動物達が入れないように鍵が増設されることになりました。

それでも彼らは諦めずに毎日やってきます。
突然入ることができなくなった寝室の前で、いつまでも悲しげな声で鳴いている2匹が可哀想でなりませんでした。

おそらく、もともと自分達が入れない部屋に娘が寝ていても押し掛けてくることはなかったでしょうし、先週まで自分が自由に出入りして昼寝をしていた部屋から閉め出されるのは理不尽以外の何物でもないですよね。

もし現在妊娠を考えていて愛犬や愛猫を寝室に入れてしまっている方がいたら、今のうちに立ち入らないようにルールを作り直すことをお勧めしたいです。

我が家も寝室に彼らが立ち入らないように躾ておけばよかったと後悔しています。

散歩に行けなくなることを覚悟しておくべきだった

我が家の愛犬は、ワクチン接種を終えて散歩デビューを果たした頃から散歩中の問題行動が目立ったため、長らく訓練学校に通っていました。

関連記事:愛犬の訓練学校奮闘記

そのため妊娠発覚時には、しっかり脚の横について歩くことができ、主人も私も今まで通り午前中の散歩の担当は私で問題ないと考えていました。

しかしある時、歩いていた土手の上で乗用車同士が衝突する事故があり、音に驚いた愛犬はパニックを起こして私を引き倒し、そのまま引きずって走り回ったのです。

幸い子供には何も影響はなかったのですが、この時は私の考えが浅はかだったせいで子供の命を危険にさらしてしまったことを、まず後悔しました。

そして、その日を境に主人が日に2回の散歩を行うようになったことで、当分は愛犬と2人で散歩に行けないのだということにショックを受けました。

妊娠前は特に寒い日や雨に日には、愛犬の散歩に行くことを面倒に思うこともありました。
しかし、しばらくは自分がリードを持って散歩に行くことはできないのだと思うととても悲しかったです。

このような事故が起こらなくても、妊娠中は体調が不安定になりますし、ワンちゃんの大きさに関係なく散歩に行かれなくなる可能性はあります。

また、我が家では主人が散歩を代わることができましたが、自分以外に誰も散歩に連れて行く人がいないという場合もありますよね。

近所に散歩の代行を頼めるペットシッターさんはいるか?散歩に行かれない日には家でどうやって遊んで疲れさせるか?といったことは、妊娠前から考えておくことをお勧めしたいです。

そして、愛犬と2人で散歩に行かれる贅沢な時間を大切にしてくださいね。

ホルモンバランスの変化について知っておけばよかった

ある日突然、我が子同然の愛犬や愛猫が汚く見えるようになる

今まで平気だった「におい」で気持ち悪くなって吐くことがある。恥ずかしながら以前の私は、妊娠時の変化について、この程度の認識しかありませんでした。

しかし実際は、妊娠後に起こる心身の不調は多岐にわたり、身をもってそれを知ることになったのです。

最初の変化は妊娠2ヶ月ほどの頃。突然今まで平気だった猫のトイレのにおいが気になってたまらなくなり、掃除をしても掃除をしてもにおいが消えないような錯覚に陥るようになりました。

その後は愛犬や愛猫の抜け毛の1本1本まで汚らしく見えるようになり、ついには生えている毛も気になるようになって、嫌がる愛犬や愛猫を追い回し、時には「汚い、汚い」と罵声を浴びせながらブラッシングするようになってしまったのです。

妊娠前の私はそのような潔癖症の気質は全くなく、動物の抜け毛は家の一部と感じる程衛生観念の低い人間でした。

しかし、その時はお腹の子供にとっては動物の抜け毛は有害なものに感じられて、自分でも気味が悪いと感じたのですが、嫌悪感が制御できなかったのです。

そんな日が続くと、愛犬や愛猫も私が立ち上げるだけでブラッシング地獄が始まると思うのかそそくさと隠れるようになり、ここにきてようやく私も自分はどこかおかしいのではないか?と思うようになりました。

この頃の我が家の愛犬と愛猫は、いつも私の顔色をうかがうようなオドオドした表情をしていた気がします。

とはいっても誰に相談したら良いのか分からず、たまたまネットで妊娠後に愛犬が汚く見えるようになったという内容の投稿を発見し「私もこれだったんだ!」と納得がいったのです。

動物たちのためにも知っておいて欲しい、様々なマイナートラブル

更に検索をすると、私のように急に愛犬や愛猫、愛鳥など可愛くてたまらなかった動物たちに嫌悪感や拒否反応が出てしまい、戸惑っている妊婦さんが少なからず存在することが分かりました。

そしてその理由が、妊娠時にホルモンバランスが大幅に変化することで、一時的に情緒不安定になっているためだということを知りました。

マタニティブルーという言葉はよく耳にします。しかし、それは子供をちゃんと育てられるか?といったように、お腹の中の子供に対する不安がストレートに出てくるものだとばかり私は思っていました。

しかし特に妊娠の初期の状態では、漠然とした不安に駆られて毎日泣いて過ごす、些細なことで怒るようになる、といったように、子供とは関係ないことで自分の感情が制御できなくなるのも珍しくなく、私の場合はその矛先が愛犬と愛猫に向いてしまったのです。

原因が分かったからといっても、毛が気になってたまらないのは同じでした。
それでも自分の子供ができた途端、かけがいのない愛犬や愛猫をばい菌のように扱って、ないがしろにするような人間だったのかと自己嫌悪に陥っていた私にとっては、自分ではどうすることもできないことがの原因、しかも一過性の異変に過ぎないということが分かっただけでも心強かったです。

その後は、主人にも相談することで

・気が付いた時にすぐに抜け毛の掃除をする、
・特に抜けが酷い愛犬には室内でも服を着てもらう、
・どうしても動物たちが気になったら他に部屋に行く、出掛ける

などをして距離を取るといったルールを決めました。

原因と対策が決まったことで気が楽になったのか、その数週間後には、あんなに愛犬と愛猫に対して「あなたたちは汚いんだから、綺麗にしなくちゃ」と病的に迫っていたのが嘘のように治まり、安心したことを覚えています。

しかし妊娠前からマイナスの感情が愛犬や愛猫に向く可能性があるということを理解して、夫婦で話し合っておけば彼らを不安がらせたり怖がらせることはなかったのだと今でも後悔しています。

人間と暮らすほとんどの動物は、飼い主に嫌なことをされた時に1匹で外出をして気分転換なんてことはできません。そのため、飼い主が用意した環境が全てになってしまいます。

信頼していた飼い主から急に悪意を向けられることは、動物たちにとってはこのうえない恐怖ですよね。

どうか犬や猫、人間とは違う種類の子達と暮らしながら赤ちゃんを待っている方たちには、妊娠前から自分が可愛い我が子達に悪い感情を持ってしまう可能性があるということを知っておいてほしいです。

そして、そうなった時の対処法もご家族で話し合っておいてほしいです。

まとめ

子供の頃、ディズニー映画の「わんわん物語」を観て「自分達の子供が生まれたとたんに今まで可愛がっていた犬を邪魔者扱いするなんて、こんな大人には絶対なりたくない!」と強く思ったものです。

しかし実際は、妊娠中から今まで通りに愛犬や愛猫に時間を割いてあげられなくなりますし、どうしてもしばらくは子供が第一の生活になってしまいます。

人間にとっての時間の流れ方と犬や猫にとっての時間の流れ方は違いますし、できる限り愛犬や愛猫と一緒にいたいと思いますが、なかなか思うようにいかないのが現在進行形で私の悩みでもあります。

今回は妊娠や出産後の変化に備える参考にしていただければと思い私の体験談を紹介致しました。
動物と暮らしながら妊娠を考えている方のお役に立てれば幸いです。

まつかね類

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2013年生まれの雄のラブラドールレトリーバー、2014年生まれの雌の猫、2015年生まれの人間の娘と、種族の違う年子の子育て中の主婦ライターです。 普段は...

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