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子猫のミルクボランティアとは?仕事内容やミルクボランティアになる方法

ミルクを飲む子猫

みなさまこんにちは!
ReCheriライターchiiです(*’ω’*)

前回は「子猫を保護した後の対処法と里親探しの方法」について解説いたしました。

そちらの記事の中で「産まれたての子猫には授乳が必要」というお話をしましたが「産まれたての子猫にミルクを与えるミルクボランティア」がいることをご存知でしょうか?

今回は「ミルクボランティアについて、そのお仕事内容やミルクボランティアになる方法」をご紹介します。

ミルクボランティアとは?

産まれて間もない子猫は、生後2週間頃になるまでは1回3〜10ml程度を2〜3時間毎に、生後2週間以降は1回6〜12ml程度を1日5〜6回飲ませる必要があります。

子猫は身体がとても小さいので1回に飲めるミルクの量が少なく、このように頻繁にミルクを飲まなくてはいけません。

母猫が授乳できればいいのですが、何らかの理由で母猫から離れてしまった子猫には人間の手でミルクを与える必要があります。

この、子猫に人間の手でミルクを与えるボランティアが「ミルクボランティア」です。

ミルクボランティアの必要性

2018年に環境省が発表した「犬・猫の引き取り及び負傷動物の収容状況」という報告を見てみると、動物愛護センターに引き取られた猫の合計は56,404匹です。

なんとそのうち、幼齢の猫の数は37,545匹…引き取られた猫の半数以上が子猫であることが分かります。

【参照】https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

離乳前の子猫には数時間毎の授乳や丁寧なケアが必要ですが、多くの愛護センターでは離乳前の子猫を丁寧にケアすることが困難です。

そして幼齢の子猫は体調の急変が起こりやすく繊細なため、愛護センターに運び込まれた時にはすでに衰弱していることも少なくありません。

そうすると、センターのスタッフたちは心を痛めて苦渋の決断をしなければいけません。

ここで、子猫たちの命を守り繋げるためには、幼齢の子猫にミルクを与えて育てる「ミルクボランティア」の存在が必要になってきます。

ミルクボランティアの主なお仕事

体重を測る猫

乳離れ前の子猫にミルクを与える

「ミルクボランティアとは?」でご説明した通り、生後2週間頃になるまでは1回3〜10ml程度を2〜3時間毎に、生後2週間以降は1回6〜12ml程度を1日5〜6回飲ませる必要がありますので、頻繁に子猫にミルクを与えます。

排泄を介助する

子猫にミルクを与えるだけでなく、排泄のお手伝いもしてあげる必要があります。

ミルクを飲んでいる頃の子猫は自力で排泄することができないため、本来母猫が肛門付近を舐めて排泄を促します。

母猫がいない場合には、人が子猫の陰部を優しく刺激して排泄を促してあげる必要があります。

また子猫は下痢を起こしやすく、おしっこで身体が濡れたままになると体温が奪われてしまう恐れがあります。

このように身体が汚れてしまった時にはその都度きれいに洗浄してあげる必要があります。

体重測定などの成長記録をする

飲んだミルクをしっかりと吸収できているかを知るために、授乳毎の体重測定も欠かせません。

子猫用の哺乳瓶の目盛りは10ml単位であるということもあり、実際に乳飲み子が飲む「3ml」といった細かな量が把握できません。

時には子猫が哺乳瓶の口をチュパチュパとしているだけで、実際には飲んでいないことも。

このように飲めているつもりでも実際には飲めていないこともあるので、授乳毎に体重測定することで実際に胃に入った量を確かめることができます。

ミルクボランティアになる条件

・長時間外出をしない
・子猫のお世話に充分時間を持てる
・猫を飼育可能な住宅
・同居家族の理解と同意
・先住猫がいる場合は万全な感染症対策

子猫が生後2週間を過ぎる頃までは、2〜3時間毎という頻繁な授乳が必要になります。

そして子猫は体調の急変も多く繊細なので、長時間目を離すこともできません。

ミルクボランティアはある程度の覚悟を持って行う必要があります。

そのため、これら条件を満たしている必要があります。

募集している団体によって決められているミルクボランティアの条件は異なりますので、応募する前によく確認しておきましょう。

都道府県や保護団体がミルクボランティアを募集している場合、説明会や子猫の育て方の講習会を設けていることが多いです。

ミルクボランティアになるには?

まずはご自宅の近くの愛護センターでミルクボランティアを募集しているか調べてみましょう。

募集している場合は、登録したり説明会などに参加してみてみましょう。

地域の愛護センターにミルクボランティアのシステムがない場合は、地域の保護団体などのホームページを確認してみると募集しているところがあるかもしれません。

※ネットで検索する場合は、「ミルクボランティア 〇〇市」など、ご自身の住む市の名前を入れて検索すると見つけやすいですよ。

保護団体は多忙のため、できる限りホームページで内容を把握してから問い合わせるとスムーズです。

いずれの場合も初心者にいきなり赤ちゃん猫を託されるわけではなく、説明会や子猫の育て方の講習会を設けていることが多いです。

事前に子猫の育て方の講習を受けることで不安が和らぎますし、都道府県によってはミルクやケージなど子猫の飼育に必要な物を用意してくれるところもあります。

そして実際に子猫を受け入れる前に、できるだけ近所で産まれたての子猫を診てもらえる病院があるかを調べておく事も必要です。

まとめ

ミルクを飲む子猫

ミルクボランティアは「ミルクが必要な時期の子猫」というピンポイントな保護活動であることが特徴です。

団体で保護活動をする大きな力だけではなく、役割を分担して個人が少しずつできることを行うという保護活動の形が少しずつ広がっています。

次回は、リアルなミルクボランティアの活動内容や体験談をご紹介します。

chii

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毛玉ライター/犬猫飼養アドバイザー 京都造形芸術大学卒。 家畜獣医師だった祖父がきっかけで、幼少期より毛玉(動物)好きのライター。 現在は犬猫と暮らしながら...

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