元飼育員が語る!世界最大のげっ歯類・カピバラの魅力★

カピバラ
動物園・水族館

みなさんは世界で一番大きなげっ歯類(ねずみの仲間)、カピバラを知っていますか?

最近はさまざまなキャラクターやグッズにもなっているカピバラ。

今回は元カピバラの飼育員である筆者が、彼らの魅力について語っていきます!

カピバラの魅力1:ちょっととぼけた顔

カピバラ

カピバラの最大の特徴といえば、ちょっととぼけた顔ではないでしょうか。

そんな彼らの「のほほん」とした顔には、実は大きな秘密が隠されています。

野生のカピバラは南米のアマゾン川流域に生息し、主に水辺で暮らしています。

水が大好きなカピバラは川などに入って遊ぶほか、敵に襲われた時には水の中に逃げ込む習性があります。

そんなカピバラの顔をよく見てみると鼻と目、耳が一直線に並んでいます。

そのおかげで水の中にいても少し顔を出すだけで、きちんと呼吸をしながら周りの様子を探ることができるんです。

ちなみに同じくアフリカの水辺で暮らしているカバも、カピバラと似た顔の作りをしています。

カピバラとカバは全く違う場所に住む動物ですが、生態が似ていると同じような体の作りになるのが面白いですよね。

カピバラの魅力2:温厚な性格

カピバラ

カピバラは頭が良く、そしてとても温厚な性格をしています。

私が担当していたカピバラたちは飼育員の顔を把握しているのはもちろん、何度も来てくれたりいつもなでてくれたりするお客さんのことをしっかりと覚えていました。

そしてそのお客さんが来てくれるとのそのそと近づいて、歓迎するような様子を見せていました。

どうらやカピバラは人になでられることが好きな子が多いようです。

そのためなのでしょうか、全国的にカピバラに触ることができる動物園や動物関連の施設がたくさんあります。

カピバラと触れ合いたい方はぜひ静岡県の伊豆シャボテン公園、大阪府のみさき公園、長崎県の長崎バイオパーク、栃木県の那須どうぶつ王国などに行ってみてください。

その他カピバラに会える動物園は、「カピバラ大好き」というサイトで探せて便利なのでオススメです。

カピバラの魅力3:ゴムのような皮膚と固い毛

カピバラ

水辺で暮らすカピバラたちは、まるでゴムのような固くてぶ厚い皮膚を持っています。

そしてそこには長くてとっても固い、たわしのような毛がまばらに生えています。

この皮膚と毛のおかげで、カピバラは体をぶるぶるさせるだけであっというまに体についた水分を飛ばすことができます。

カピバラは水が大好きなのでほとんどの動物園ではカピバラの展示場にプールや温泉、お風呂が設置されています。

カピバラがプールやお風呂に入るかどうかは気分次第ですが、カピバラ好きの方にはぜひ一度カピバラがプールやお風呂からあがった後に体をぶるぶるさせる姿を見て頂きたいです。

そんなに飛ぶの!?と思うくらい水分が飛んでいく光景に、びっくりする方も多いと思います。

カピバラののんびり顔に似合わない(?)、豪快な一面もかわいらしいですよ。

カピバラの魅力4:実は高い身体能力

カピバラ

のほほんと日向ぼっこをしているイメージが強いカピバラですが、実は驚くほど優れた身体能力を持っています。

なぜなら草食動物である野生のカピバラには天敵が多く、ワニやジャガーなどから身を守らなければならないからです。

そんなカピバラたちはなんと5分以上も呼吸をしないで、水の中に潜り続けることができます。

もちろん泳ぐのも得意で、足に付いている水かきのおかげで驚くほどのスピードで泳ぐことができます。

さらに陸上でも時速50kmほどの速さで走ることができるという、アスリートもびっくりするようなかなり高い身体能力を持っています。

安全なところで暮らしている動物園のカピバラたちが本気で泳いだり走ったりする姿はなかなか見ることができません。

しかしのほほんとした顔のカピバラがアスリートのような身体能力を持っている、ということを知っていると彼らの見方が変わるのではないでしょうか?

まとめ

カピバラ

今回の記事ではのほほんとした顔の癒し系動物、カピバラの魅力について語ってきました。

私が飼育員時代に関わっていた2頭のカピバラたちは早くご飯を食べたくて自分で寝室の扉を開けたり、おやつが欲しくて後脚で立ち上がったりといつもかわいらしい姿を見せてくれました。

ちょっとしたことにびっくりしたと思えば、ケガをした時はじっとして治療に協力してくれる我慢強い一面もあるカピバラたちと過ごした日々は思い出すだけでほっこりしてしまう素敵な時間でした。

正直なところ、数年前まではカピバラはマイナーな動物でその存在を知っている人は多くありませんでした。

ですがカピバラの好きの方がその魅力をSNSなどで発信し続け、そのおかげもあって最近ではカピバラの知名度がぐんぐん上がっています。

それと同時に、カピバラを飼育する動物園も増えてあちこちでその姿を見かけるようになりました。

水辺に生息していることから、新江ノ島水族館や鳥羽水族館など一部の水族館でも飼育されはじめています。

カピバラ好きの方も今まであまり興味がなかった人も、ぜひたくさんの魅力を持ったカピバラたちに会いに行ってみてください。

みかづき

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元養豚牧場勤務でその後は商社の営業マン、そして動物園の飼育員をやっていたフリーライターの「みかづき」と申します。 自宅で飼っている5才になる♀ウサギ”ちょこ...

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