• HOME
  • , 読み物
  • ダックスフンドってどんな犬?知っておきたいダックスフンドの基本情報

ダックスフンドってどんな犬?知っておきたいダックスフンドの基本情報

ダックスフンド

長い胴と短い足、長いマズルがチャームポイントの「ダックスフンド」は現在も多くの方に愛されている犬種です。

個性的な体型ゆえに気を付けなければいけない病気もあり、またダックスは「吠えやすい」と言われることもありることから、飼育方法やしつけにいくつかのポイントがあります。

今回はそんな「ダックスフンド」の基本情報をご紹介します!

歴史

古代エジプトの壁画にダックスフンドとそっくりな犬種が描かれているそうですが、「ジェラ・ハウンド」という12世紀頃にスイスにいた狩猟犬が祖先犬と言われています。

ドイツやオーストリアの山岳地帯にいた中型のピンシェル(ドーベルマンとミニピンチュアピンシャーの祖先と)との交配でダックスフンドが誕生したといわれており、当時は体重10~20キログラムと大きかったようです。

誕生後は、アナグマ猟のために改良されてきました。

大きさ

ダックスフンド

・スタンダード(9~12kg)
・ミニチュア(5kg以下)
・カニンヘン(3~3.5kg)

の3種類があります。

体重の基準はあくまで目安となり個体差がありますので、5kg以上になるミニチュアダックスもいます。

プードルのように「ペットとして扱いやすくするため」という理由で小型の種類が生まれることもありますが、ダックスフンドは「狩りの効率化」のために小型の種類が誕生したというところが特徴です。

アナグマだけではなくネズミや野ウサギ、イタチなどの小さな動物の巣穴にも入りやすくするためにミニチュアとカニンヘンが誕生しました。

「カニンヘン」はドイツ語で野ウサギという意味であるのも納得です。

毛色

ダックスフンドにはバリエーション豊かな被毛のカラーが認められています。

大きく分けると

・単色
・2色
・斑や縞柄がある

に分けられます。

ダックスフンドは毛質にも

・スムースへアード
・ロングへアード
・ワイアーヘアード

の3種類があります。

スムースへアードは短毛でつるりとした被毛、

ロングへアードは長毛で豊かな被毛、

ワイアーヘアードは短毛で太く硬い被毛、

となており、毛質によっても印象ががらりと変わります。

もともとダックスフンドはスムースのみでしたが、シュナウザーやテリアとの交配でワイアーが、スパニエルとの交配でロングが生まれました。

そのためワイアーヘアードは見た目もどこかシュナウザーやテリアを彷彿とさせますし、ロングヘアーは被毛にスパニエルを思わせるシルキーな光沢感があります。

体の特徴

ダックスフンド

ダックスフンドはアナグマ猟のために改良されて生まれた犬種です。

アナグマとはイタチ科に属する動物で、タヌキやハクビシンに似た見た目をしています。

アナグマはその名の通り、地面に穴を掘って巣を作ります。

その巣穴に入りやすいように、足を短く胴を長く改良されたため、ダックスフンドは胴長短足が特徴の犬種となりました。

「サルーキ」という、お顔がダックスフンドにとてもそっくりな犬種がいますが、体型が決定的に異なります。

サルーキはスラリとした長い手足と細いボディをしています。

また、サルーキの原産国は中東で、大型犬であるというところも違いがあります。

寿命

ダックスフンドの寿命は13~16年と言われています。

どの犬種にも言えることですが、育った環境や食べ物などによって寿命も変わります。

少しでも元気で長生きしてくれるよう、健康には気をつけてあげましょう。

性格・気質

ダックスフンド

ダックスフンドの気質は

・活発
・好奇心旺盛
・従順
・自立心が強い
・勇敢
・頑固
・警戒心が強い

などが挙げられます。

これらに加え、スパニエルとの交配で誕生したロングへアードには温厚で優しいスパニエルとよく似た性格の子が多く、シュナウザーやテリアとの交配で誕生したワイヤーへアードにはテリアに似た気が強い子が多い傾向があります。

飼育ポイント

「トイレのはみ出し」をしやすい

ダックスフンドは胴が長いため、トイレのサイズが小さすぎると「前足は入っているのに下半身が場外」という現象が起こりやすくなります。

ミニチュアダックスやカニンヘンダックスは身体が小さいのですが、一般的な小型犬用のトイレだと小さすぎることもあるため、トイレは余裕のある大きさのものを選んであげましょう。

チャイムや人の声に吠えやすい

猟犬として活躍していたダックスフンドは、そのチャーミングな見た目とは裏腹に結構ガンコで勇敢な一面があります。

そして猟犬はハンターに「吠えて知らせること」も仕事の1つだったため、玄関のチャイムやインターホン、外の人の声などに敏感に吠えやすいという注意点があります。

気をつけたい病気

椎間板ヘルニア

胴が長いため腰に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアを起こしやすい犬種です。

急な段差の上り下り、垂直方向へのジャンプなどの激しい運動には注意しましょう。

ソファーやベッドなどから飛び降りなくても良いように、ペットステップやペットスロープを用意してあげると安心です。

歯周病

全犬種において歯周病予防は重要ですが、小型犬は特に歯周病になりやすいと言われています。

そしてダックスフンドのように「あごが細長い犬種」も歯周病を起こしやすいです。

ミニチュアダックスフンドやカニンヘンダックスフンドは特に歯周病予防を意識し、歯磨きの習慣を付けるようにしましょう。

まとめ

ダックスフンド

ダックスフンドは、他の犬種グループには複数の犬種が分類されているのに、ダックスフンドが所属しているのは「ダックスフンド」という1種しかいない犬種グループであるところも特徴的です。

比較的に穏やか子が多く飼育しやすいと感じますが、猟犬ならではの頑固さと勇敢さも持ち合わせているため、吠え癖やリードの引っ張り癖などには根気強いしつけが必要となります。

胴が長く腰に負担がかかりやすいため、椎間板ヘルニアにならないよう気を付けてあげることが重要です。歯磨き習慣もお忘れなく☆

chii

140,347 views

毛玉ライター/犬猫飼養アドバイザー 京都造形芸術大学卒。 家畜獣医師だった祖父がきっかけで、幼少期より毛玉(動物)好きのライター。 現在は犬猫と暮らしながら...

プロフィール