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ペキニーズってどんな犬?知っておきたいペキニーズの基本情報

ペキニーズ

ぺしゃっとした笑顔がなんともカワイイ「ペキニーズ」ですが、意外とその歴史や性格には高貴な気品があふれていることをご存知でしょうか?

見た目とはちょっと印象が違うペキニーズを迎える場合、しつけのコツやお手入れポイントを知っておくと安心です。

今回は「ペキニーズ」についての基本情報をご紹介します!

歴史

故宮

ペキニーズとは「北京の」という意味で、原産国である中国では「京巴(ジンパー)」と呼ばれています。

ペキニーズは歴史が古い犬種で、チベットのラマ教の寺院でラサ・アプソをもとにした繁殖によって誕生し、教主ダライ・ラマによって中国宮廷への献上物として秦の始皇帝などに贈られてきました。

ペキニーズは中国宮廷の献上物であったため門外不出とされてきましたが、1860年の阿片戦争に勝ったイギリス軍が宮廷に取り残されたペキニーズ5、6頭を保護して自国に持ち帰り、そのうちの1頭がビクトリア女王に献上されたことで貴族たちに広がっていきました。

イギリスにおいてもペキニーズは宮廷や貴族だけに飼育されてきましたが、1893年にドッグショーへと出されたことで瞬く間に世間の人気を集めることになりました。

大きさ

ペキニーズ

ジャパンケネルクラブの基準では、オスは5kg以下、メスは5.4kg以下と定められています。

ペキニーズは体高が20~30cm程度の小型犬であるものの、骨量が多く筋肉質なため見た目よりもズッシリ重く感じられます。

毛色

ペキニーズ

赤褐色の「レバー」とメラニンを持たない「アルビノ」を除くあらゆる毛色が認められています。

白地にはっきりとしたカラーが1~2色入っている「パーティーカラー」の場合は、その色が均等に分布していることが指定されています。

最近では白い「鷹版犬(ユンバンチェン)」と呼ばれるカラーが人気なようです。

体の特徴

首回りや前足がボリューミーで後ろ脚は細いので、上から見た時に洋梨のように見えるところが特徴です。

全身を柔らかい毛が覆い、獅子のような見た目を目指して改良されてきたため首回りは特に毛が豊かです。

身体を左右に揺らす歩き方は「ローリング」と呼ばれ、威厳や気高さを感じるペキニーズ独特の歩き方です。

寿命

ペキニーズの平均寿命は12~15歳と言われており、小型犬の中では比較的、長寿である傾向があります。

性格・気質

ペキニーズは「猫のような犬」と言われるほど、その性格はマイペースでプライドも高めです。

そして猫のように人にかまわれ続けるのが苦手な子が多いようです。

頑固さも強い傾向があるため、イライラすると歯をむいて威嚇してくることも。

ペキニーズと触れ合う場合は、ペキニーズが自ら近付いて来てくれたときのみにすると良いでしょう。

飼育ポイント

ペキニーズ

環境

ペキニーズは暑さに弱いため、夏場のお散歩やお留守番には熱中症対策を入念に行いましょう。

ペキニーズは「鼻ぺちゃ犬」と呼ばれるマズルが短い「短頭種」のため口呼吸による体温調節が苦手であることや、ダブルコートの被毛であることも暑さ対策を行うべき理由です。

運動量

ペキニーズに激しい運動は必要ありません。

お散歩は気分転換程度に、1日1回10分程度でも大丈夫です。

しつけ

ペキニーズを飼育する際には「信頼関係を良好に築くこと」が大きなポイントです。

ペキニーズはプライドが高くマイペースで頑固という気質ですが、信頼した飼い主なら従順に接してくれやすいです。

お手入れ

ペキニーズはダブルコートの被毛なので、換毛期である春や秋ごろになると抜け毛が多くなります。

皮膚の健康維持のためにもブラッシング習慣をつけましょう。

そしてペキニーズは大きな瞳をしていますので、目にゴミが入りやすく涙目や涙やけを起こしやすい犬種です。

涙やけとは涙の成分で被毛が変色してしまうことですので、目やにや涙を優しく拭き取ってあげるケアも大切です。

気をつけたい病気

呼吸器系の病気

短頭種であるため呼吸器系の病気である「短頭種気道症候群」や「気管虚脱」が起こりやすいため、ガーガーというにごった呼吸音には注意してあげましょう。

眼瞼内反症

「眼瞼内反症」とは、まぶたが内側に巻き込まれてまぶたのフチやまつ毛が眼球に触れてしまう状態のことです。

目の大きいペキニーズに起こりやすい病気なので気をつけてあげましょう。

椎間板ヘルニア

ペキニーズは「軟骨異栄養犬種」という、先天的に椎間板の変形が起きやすく骨の成長が阻害されることで四肢の骨が短く太くなりやすい犬種です。

そのため同じく軟骨異栄養犬種であるダックスフンドやコーギーと同じように、ペキニーズも椎間板ヘルニアを起こしやすい犬種です。

皮膚病

ペキニーズは豊かな被毛に覆われているため、皮膚炎に気付きにくい恐れもあります。

ペキニーズはアレルギー性皮膚炎を起こしやすいという意見もあるため、ブラッシングや触れ合いの時間に皮膚の状態をチェックしてあげるようにしましょう。

まとめ

ペキニーズ

クシャッとしたお顔がなんともキュートな「ペキニーズ」の基本情報をご紹介しました。

見た目からはおっとりした穏やかな印象を受けますが、「あのダライ・ラマが秦の始皇帝に献上したわんこ」ということで、ペキニーズのプライドが高くマイペースな気質も気品の表われなのでしょうか。

ペキニーズを迎える際には根気強いしつけと信頼関係の構築、短頭種ならではの呼吸器系の病気や暑さ対策を行うことなどが大切なポイントとなります。

しつけのコツやお手入れポイントなどをきちんと理解した上で、ペキニーズとの暮らしを楽しんでくださいね♪

chii

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毛玉ライター/犬猫飼養アドバイザー 京都造形芸術大学卒。 家畜獣医師だった祖父がきっかけで、幼少期より毛玉(動物)好きのライター。 現在は犬猫と暮らしながら...

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