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ウサギや小動物の主食の牧草「チモシー」の特徴と、喜んで食べてもらうための工夫

うさぎ
ウサギ

ウサギやモルモット、チンチラなどの小動物は牧草を好み、主食としています。

牧草の中でもオススメなのが「チモシー」。

今回は「チモシー」の特徴と、喜んで食べてくれるための一工夫をご紹介します。

小動物はなぜ牧草が主食なの?

一見香りもなくカサカサしていているので、キャベツなどもっとおいしい野菜などをあげたくなりますが、牧草はとても大切なご飯です。

繊維質が豊富でお腹のトラブルを防ぐ

小動物にとって、繊維質は重要な栄養素です。

繊維が不足すると「食滞」という病気にかかったり、抜け毛を飲み込んでおなかの中で詰まらせることがあります。

毛づくろいを自分でして毛を飲み込んでしまうと便が出なくなる、ガスがたまるなどを起こし、腹痛が出て食欲がなくなることもあります。

繊維質の多い牧草を食べることで、このようなトラブルを防ぎます。

歯のメンテナンスになる

ウサギやモルモットの歯は伸びるのがとても早く、放っておくと「不正咬合」が起こります。口の中を傷つけたり、口内トラブルを起こし、ご飯を食べなくなってしまいます。

動物病院で歯をカットする手術に至ることもあるので注意が必要です。適度に硬い乾燥牧草を食べることで、無理なく歯が伸びすぎるのを防ぎます。

チモシーがおすすめな理由

一般的に店頭で販売されている牧草にはイネ科の「チモシー」とマメ科の「アルファルファ」があります。

繊維質に関しては、両方とも豊富に含まれています。

しかし、多くの獣医さんなどプロの方や、ベテラン飼い主さんが2つの理由から「チモシー」をメインに与えています。

チモシーはたんぱく質量がアルファルファより少なく、ほどよい

メーカーによって異なりますが、チモシーのたんぱく質は約8~12%、アルファルファのたんぱく質は17%以上あります。

大人の小動物に対しては、アルファルファはたんぱく質が多すぎる印象です。

一方、体を作らなければならない子供の時期には高タンパクのアルファルファがぴったりです。

また、多くの飼い主さんが子供時代に牧草を食べてくれないことに苦心しますが、アルファルファは嗜好性が高くよく食べてくれるでしょう。

生後6か月ぐらいまでにチモシーに切り替えられるよう、徐々にそれぞれの量を調整しながら与えていきます。

チモシーはカルシウム量がアルファルファに比べて少ない

アルファルファはチモシーに比べてカルシウム量が6倍あります。

カルシウムが多く、長い間摂取し続けると膀胱等の結石の原因になります。

牧草は、ペレットや野菜類と違い、いつでも食べられるように置いておきます。

そのため、栄養豊富なアルファルファよりは、低カロリーで硬さのあるチモシーの方が安全です。

チモシーを食べてくれない場合

一番刈り、二番刈り、三番刈り、の牧草を試す

小動物の飼い主さんの多くが経験する「チモシー食べない問題」は、我が家のモルモットでも起こりました。

牧草はどれも草だから一緒でしょ、と思っていたので無くなれば近くのお店で適当に購入していました。

しばらくすると、あまり減っていないので心配に…、急いで専門店へ行ってみると、牧草だけで棚がいっぱいになるほど種類がありました。

「一番刈り」「二番刈り」「三番刈り」とあり、原産国もアメリカやカナダ、国産のものもありました。

それぞれの違いは以下の通りです。

一番刈り:最初に刈り取られた牧草(春~初夏の収穫)
二番刈り:一番刈りが刈り取られた後、再び生えてきた牧草(夏の終盤~秋に収穫)
二番刈り:二番刈りの後刈り取られた牧草(冬の初めから収穫)

「一番刈り」は繊維質が多い一方固いので好みが分かれる、「二番刈り」は嗜好性が高いなどの特徴があります。

大人になって、ペレット以外の食事として常に置いておくのであれば、「一番刈り」が理想ですが、「二番刈り」を好む子もいるので、無理に与えなくても大丈夫です。

「三番刈り」は最も柔らかいのですが、栄養素は「一番刈り」に比べると低くなります。

噛む力が弱い幼児期に与えるのに適しています。また、病気で食欲が落ちたり、老年期であまり量を食べなくなった時にもおすすめです。

我が家のモルモットは生後半年なので、最近「一番刈り」に切り替えました。

「大地の恵み ロングマット 1番刈りプレミアムチモシー 」は、お気に入りのようです。


我が家のモルモットがお気に入り「大地の恵み ロングマット 1番刈りプレミアムチモシー」 

メーカーによって、シングルプレス、ダブルプレスなど加工方法が変わります。

シングルプレスは「ロングタイプ」とも呼ばれ、緩やかに圧縮されたもので茎や穂の形が残っています。

ダブルプレスは、高圧縮されていて、シングルプレスよりも柔らかめです。

その中からよく食べてくれるものを選ぶのですが、実は選ぶ基準がありません。

ひとつづつ試していくしかないようです。

たとえ食べなくても、その牧草は敷き藁にすればOKなのであまりがっかりしなくても大丈夫です。

与え方を工夫することで食べることもあります。

牧草フォルダーを置き型から縦型にしてみたり、吊るしてみたりしてみましょう。

水の横に置いておくと、水を飲んでいる時に顔をくすぐって、気づいたら食べているなど能天気な姿を見ることもできます。

牧草の保管方法

牧草は圧縮されたパックでも、かさばってしまいます。

また、最近では花粉症などアレルギーの発症も多く、イネ科のチモシーは人のアレルギーに良く反応します。

まずは、飛び散らないようにパッケージを開けたら蓋つきの密閉容器に入れ替えましょう。

我が家では米びつに入れ、カメラや精密機器に使う乾燥材を入れています。

梅雨の時期など湿気が強い時は、レンジにかけることによって、ふわふわの牧草が保たれるのでおすすめです。

まとめ

小動物にとって、牧草は大切な栄養源です。

たくさん種類がありますが、チモシーは毎日あげるのにちょうどよい栄養価で、コストパフォーマンスもよいと思います。

沢山の種類が販売されていますので、色々と試して、お気に入りを見つけてあげてください。

 

nobu

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ペットショップ店員兼ライターのnobuです。 現在6歳のフレブル×ダックスのミックスと暮らしています。 幼い頃より、ミニチュアシュナウザーや猫、ウサギ、モル...

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