ウサギを飼いたい人向け、お迎えする前の動物病院探しのススメ

ウサギ

ウサギはほとんど鳴かないこと、小さくて一人暮らしでも飼いやすいことから年々ペットとして飼う人が増えているといわれています。

しかし日本ではメジャーなペットであるイヌやネコでさえ中々正しい知識を得る機会がなく、ウサギについて知る機会はもっともっと少ないのが現状です。

5年近くウサギを飼い、飼育員として動物園に勤務した経験がある私は、自分の経験から「ウサギをお迎えする前に必ずやっておいて欲しい」と多くの人に伝えたいことがあります。

その1つが「ウサギをお迎えする前に、ウサギに強い動物病院探しをしておくこと」です。

今回は、ウサギに強い動物病院探しをしておくことの重要性や探し方をお伝えします。

ウサギの診察ができない獣医さんもいる!?

動物病院は全国各地に数多くあります。

あまり知られていませんが、人間の病院と同じで獣医さんによって得意な動物や診療領域が異なります。

実はイヌとネコしか診察したことがない、診察ができないという獣医さんも少なくないそうです。

獣医を志す方は獣医師免許を取得すべく、大学で専門的な勉強をします。

その中でイヌとネコに関する内容はしっかりと時間をかけて勉強するそうですが、ウサギやフェレットなどの小動物・エキゾチックアニマルに関して勉強する時間は多くないそうです。

つまり「最初から小動物をしっかりと扱える獣医さんはほとんどいない」ということになります。

ウサギは草食動物であり、「骨が弱く折れやすい」「1日の絶食が体に深刻なダメージを及ぼす」「歯が一生伸び続ける」などイヌやネコとは違う特徴がたくさんあります。

また麻酔が効きづらく、全身麻酔には技術が必要という特殊な体質でもあるといわれています。

そんなウサギたちのことを良く勉強し、診察経験が豊富な獣医さんを見つけることは簡単なことではありません。

万一のことが起きてから動物病院を探しても手遅れになるかも

動物はどれだけ大切に飼っていても、突然怪我をしたり病気になったりすることがあります。

万一の事態が起きてあわてて近くの動物病院に行ったら、ウサギの診察はやっていないと言われてしまう事態があり得ます。

ウサギの診察はやっていない、と言ってくれるのは親切な動物病院です。

ウサギに慣れていないにも関わらずとりあえず診察を受けた結果、治療の途中でウサギが死んでしまった、障害が残ってしまったという話もあるそうです。

ウサギのように体が小さい動物は1分1秒の判断の遅れが生死を分けることがあります。

怪我や病気をしてから動物病院をたらいまわしにされてしまう、そんな事態を防ぐためにウサギをお迎えする前に診察経験が豊富な動物病院をいくつか探しておいてください。

ウサギに強い動物病院の探し方

まずはウサギをお迎えしたショップで、かかりつけの病院があるかどうか聞いてみましょう。

私の場合はペットショップの店員さんにかかりつけの病院を教えてもらいました。

自宅から車で30分とやや遠い動物病院でしたが、お迎えしたペットショップの名前を伝えたところ非常に快く対応していただくことができました。

お迎えしたショップから病院を教えてもらえなかった場合は、直接近所の動物病院に電話やメールで問い合わせをしてみてください。

ウサギの診察をやっていなくても、ウサギに強い動物病院を紹介してくれる可能性もあります。

インターネットやSNSを使用して聞きこみや口コミの調査をしてみるのも良いでしょう。

インターネットでの動物病院の検索は、EPARKペットライフが便利ですよ。

ウサギをお迎えしたらやっておきたいこと

動物病院が見つかったら、安心してウサギをお迎えしてください。

そしてまずは健康診断のために、ウサギを連れて実際に病院へ行ってみてください。

できればウサギが怪我や病気をする前に1度は足を運んでおくことが望ましいです。

評判が良くても自分には合わない動物病院があれば、評判は良くなくても自分にはぴったり合う動物病院もあるかもしれません。実際に診てもらわないとわからないことも多いものです。

そしてお世話になる動物病院を決めたら、なるべく早い段階で避妊・去勢手術をすべきかどうか獣医さんとよく相談してください。

本当にウサギになれている獣医さんであれば、避妊と去勢の必要性を詳しく説明してくれるはずです。

お迎えした後は少しずつで構いませんので、人に慣らすようにしてください。

良いことをしたら思いきり褒めて、おやつをあげて良いことだと覚えてもらいます。反対に悪いことをしたら叱り、やってはいけないことも覚えてもらいます。

少しずつで構いませんので、ウサギとの間に信頼関係を築くようにしてください。

できれば膝の上に座らせることができる、少しの間だけでもだっこしておとなしくできるような関係になっておけると良いですね。

診察を受ける時に人もウサギもストレスが少なくすみます。

できれば移動用キャリーに慣らしておこう

また移動用のキャリーに入ることにも慣らしておくと、万一の時に非常に楽です。

日頃部屋の中を散歩させるときに口を開けた状態でキャリーを置いておき、ウサギがキャリーに入ることに抵抗感を覚えないようにしておきましょう。

キャリーに慣らしていないと、いざ動物病院に連れて行こうとしたときに抵抗して大暴れしたり、強いストレスを感じたりして症状が悪化しかねません。

特に病気や怪我がなくても年に1回程度動物病院に連れて行き、キャリーに入った状態で移動することと動物病院まで車や電車で移動することに慣らしておけるとより良いですね。

まとめ

ペットが怪我や病気になると気持ちばかりが焦ってしまい、冷静な判断ができなくなってしまいがちです。

いざという時が無いことが一番望ましいのですが、不測の事態に備えて病院を探し日頃のしつけをしておくようにしたいですね。

ペットとの生活も備えあれば患いなしです。

この記事でウサギをお迎えする前に動物病院を探しておくことがなぜ大切なのか、少しでも伝わったら嬉しいです。

みかづき

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元養豚牧場勤務でその後は商社の営業マン、そして動物園の飼育員をやっていたフリーライターの「みかづき」と申します。 自宅で飼っている5才になる♀ウサギ”ちょこ...

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