愛犬愛猫の「プチ断食」の方法と注意点☆

犬と猫
健康

前回は、「愛犬愛猫のプチ断食」について、そのメリットをご紹介しました。

今回は、「愛犬愛猫のプチ断食の具体的な方法と注意点」をご紹介します(*’ω’*)

「プチ断食」の方法

餌を食べる猫

「プチ断食」の頻度

なぜ「断食」ではなく「プチ断食」なのかというと、ペットとして共生する犬や猫は、本格的に野生であるサバンナのライオンとは少し違うためです。

犬や猫は人間と共生してきた長い歴史がありますので、その食生活も人間と共にあります。

犬や猫は人間よりも野性味を残した動物ですが、今もなお弱肉強食の世界で生きている動物とは違う立場です。

犬や猫も丸1日ごはんを食べなくても生きていられます。

でも、今まで1日2回食べていたのにいきなり断食をしてしまうと、心身ともにストレスが大きいかもしれません。

そのため、愛犬愛猫には「1日2食のうち1食をプチ断食する」のが安心です。

実際に愛犬愛猫に「プチ断食」を行っている方を見てみると、「週に1食分~月に1食分の頻度」でプチ断食日を設けている方が多いです。

健康に不安のない老犬老猫の場合は「月に1食分」の頻度で行う方が安心です。

「プチ断食」の内容

飼い主さんによってもその内容はさまざまで、

・1食分を完全に抜く
・固形物は食べずスープのみ
・おじやのような半固形のごはん

などの方法があります。

「プチ断食」といっても、水分補給はしなければいけません。

そのため、1食分を完全に抜くよりは「固形物なしのスープ」か「汁気が多いおじや風ごはん」が安心です。

「固形物なしのスープ」の場合は

・鶏肉のゆで汁
・ヤギミルク

を活用してみるのがおすすめです。

尿路結石が心配される子の場合は、鶏ささみよりも鶏もも肉のゆで汁の方がリンの割合が低いので安心です。

ヤギミルクは高栄養価でお腹をこわしにくいというメリットがありますが、初めての場合は少し薄めて試してみましょう。

「おじや風ごはん」の場合は

・犬猫用レシピのスープごはん
・市販のスープごはん
・ドライフードを少量ふやかしたもの

などで試してみましょう。

週に1回~月に1回程度、1食分をこれらの内容のごはんに置き換えると内臓を休ませる時間ができます。

実際に我が家も、愛犬愛猫に「プチ断食」を取り入れ始めました。

手作りごはんを食べたことがない子もいるので、まずは「いつものドライフード半量以下をぬるま湯でふやかしたもの」を与えてみました。

ドライフードをふやかすことで量が増すので、半量以下にしても我が家の犬猫たちは特に不満はなさそうに食べてくれました。

自然に水分補給もできて一石二鳥です。

ふやかしたドライフードは食べてくれない子もいるようなので、みなさんの愛犬愛猫の好みに合わせてプチ断食メニューを決めてみてくださいね。

「プチ断食」の注意点

NG

「プチ断食」をしてはいけない犬猫

・妊娠・授乳中
・子犬・子猫
・体調に問題がある
・食事指導がある
・肥満

これらの犬猫は「プチ断食」をしないようにしましょう。

「プチ断食=ダイエット」ではない

「プチ断食」と聞くと「ダイエットに効果的なのでは?」と思いますが、犬も猫も肥満の子には「プチ断食」を行わないようにしましょう。

特に、完全に何も食べないのは危険です。

なぜかというと、肥満の子が断食をすると「肝リピドーシス」を起こす危険があるためです。

口から入るエネルギーがない状態だと、身体に蓄えている脂肪をエネルギーに変えようとします。

肥満の子の場合、脂肪の分解によって「血中脂肪酸」という物質が増えてしまい、処理するために肝臓に集まって「脂肪肝」の状態になりやすくなります。

現在肥満の状態の子は、まずは食事管理を徹底して健康体型に戻すことが優先です。

飼い主さんが1日在宅の日に行う

健康な成犬や成猫は、1食分を抜いたからといって命にかかわることはほとんどありません。

でも慣れない「プチ断食」によって体調不良を起こす危険性がないとは言えません。

特に、プチ断食用の食べ慣れない食餌によって嘔吐や下痢、アレルギー症状などを引き起こすことが心配です。

念のため「プチ断食」をする日は飼い主さんが1日在宅の日にし、万が一、異変があった際にもすぐに気付いてあげられるようにしましょう。

まとめ

カレンダーに丸

「プチ断食」によって病気が治ったり、劇的に体力がアップすることはないでしょう。

でも、毎日2食のごはんにおやつにと「食べ過ぎ習慣」が心配される子には、内臓がひと休みできる「プチ断食」は効果的であると考えられます。

愛犬愛猫の体調と相談しながら、「プチ断食」を試してみてはいかがでしょうか(*’ω’*)

chii

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毛玉ライター/犬猫飼養アドバイザー 京都造形芸術大学卒。 家畜獣医師だった祖父がきっかけで、幼少期より毛玉(動物)好きのライター。 現在は犬猫と暮らしながら...

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