うさぎに爪切りって必要?伸びっぱなしの爪は思わぬトラブルのもとに!

うさぎを飼っていて意外と忘れがちなのが「爪のケア」ではないでしょうか?
気がつくと爪が伸びていた……なんて飼い主さんも多いかもしれません。
実はうさぎの爪を放っておくと、思わぬトラブルの元となってしまいます。
そこで今回はうさぎの爪切りについて、定期的な爪切りが必要な理由や伸びっぱなしで起こるトラブル、うさぎの爪を切る方法についてご紹介します。
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うさぎは爪切りが必要な理由は?
うさぎには定期的な爪切りが必要です。
なぜうさぎには爪切りが必要なのか、その2つの理由について解説いたします。
室内では自然に削れにくいから
爪切りが必要な理由の1つが「室内飼いでは自然に削れにくいため」です。
野生のうさぎは自然の中を移動するため、生活するだけで自然と爪が削れていきます。
しかし、ペットのうさぎは安全な室内で飼われているため、爪が削れる機会が少なくなっているのです。
また、うさぎの体に負担がかからないよう、柔らかいマットやカーペットが敷かれているのも爪が削れにくい理由の1つ。
そのため室内で飼われているうさぎには定期的な爪切りが必要なのです。
猫のように爪とぎしないから
うさぎは猫のように自分で爪とぎをしません。
そのため放っておくとどんどん伸びていってしまいます。
爪が伸ばしっぱなしになる事でさまざまなトラブルの原因となってしまうので、そのトラブルを防ぐためにも、定期的な爪切りは必要になります。
爪が伸びっぱなしは危険!
うさぎの爪が伸びっぱなしになる事で、さまざまなトラブルが起こってしまいます。
もちろん飼い主を怪我させる危険もありますので、伸びっぱなしにせず爪切りを行うように心がけましょう。
ここではうさぎに起こるトラブルの可能性をご紹介します。
ケガをする恐れがある
爪が伸びっぱなしになると、ちょっとしたことでケガをしやすくなります。
ケージに爪をひっかけて出血したり、爪が抜けてしまったりとさまざまな危険が起きてしまいます。
なかには爪が伸びていた事が原因で骨折してしまった例もあるので、ケガを防ぐためにも定期的な爪切りはとても重要です。
皮膚炎の原因になる可能性も
爪が伸びている事でかかとに負担がかかってしまうのも大きな問題です。
うさぎはかかとに負担がかかり過ぎると「ソアホック」という皮膚炎を起こしてしまいます。
猫や犬のように肉球がないぶん、足裏は病気が起こりやすくなっているのです。
重症化すると骨にまで影響する怖い病気ですので、普段からうさぎの足には注意しましょう。
放っておくと爪切りしにくくなる
うさぎの爪は放っておくとだんだん爪切りしにくくなるのが難点です。
爪切りをする際には、爪の中にある血管を傷付けないようにカットします。
しかし伸ばしっぱなしにしておく事で爪の中の血管も伸びてしまい、爪切りがしにくくなるのです。
そうなる前に定期的に爪切りをするように心がけましょう。
うさぎの爪を切る3つの方法
うさぎの爪を切る方法は主に3つあります。自分に合った方法で、うさぎの爪をケアしてあげましょう。
飼い主が爪切りをしてあげる
うさぎの爪きりは飼い主がやってあげることもできます。
うさぎ専用の爪切りバサミがあるので、ペットショップなどで購入しましょう。
自分で爪切りをする場合には、うさぎが暴れてケガをしないように注意が必要です。
トリミングサロンにお願いする
「自分で爪切りできるか不安」という方は、トリミングサロンにお願いするのがおすすめです。
暴れてしまううさぎでも、様子を見ながら安全に爪切りをしてくれます。
家の近くのトリミングサロンなどを調べておくと良いでしょう。
動物病院にお願いする
動物病院に、健康診断やワクチンなどのタイミングで爪切りをお願いするのもおすすめです。
病院によってはうさぎを取り扱う事ができない場合がありますので、事前に調べておくと良いでしょう。
まとめ
うさぎは自分で爪を削る習性がないため「気がついたら爪が伸びていた……」なんてことも珍しくありません。
爪が伸びっぱなしだとケガや皮膚炎の原因になるため、定期的に爪切りを行いましょう。