ペットの防災備蓄は万全ですか?~フードとお水編~

ペット全般

東日本大震災の後、私たちの防災意識がよりいっそう高まったように感じます。

そして最も印象的なのが、人間はもちろんペットに対する防災意識も同じく高まったことです。

我が家も犬猫たちの備蓄について用意を始めました。

まず先に用意したいのはお水非常食ですが、気になるのは「何日分」「何を」用意すべきかということです。

ひと昔前は「最低3日分の備蓄を用意しましょう」と言われていましたが、近年では「1週間分を用意しましょう」という声も目と耳にします。

しかし、次に不安視されている「南海トラフ大地震」では東日本大震災と同レベルか、それ以上の大きな被害が予想されていますので「2週間分は用意した方が良い」という意見もあるほどです。

ペットの防災意識が高まっていると言えども、やはり災害時は人間の命の方が優先されますので、ペット物資の配給は人間の配給よりとても遅れる可能性が非常に高いです。

人間で2週間分ということは、ペットたちの備蓄はそれ以上必要ということです。

そんなことをグルグル考えていると、私はとっても不安になってしまいました。

そこで今回は、ペットフードとお水の備蓄についてまとめてみました。

フードの備蓄について

地震や台風などの自然災害が起こった時、通信や交通機関などがストップしてしまうことが予想されます。

我が家はネット通販でフードを購入しているので、通信や配送が困難になってしまっては食糧難になってしまいます。

東日本大震災の時、大手のペットフードメーカーは被災地に大量のフードを寄付していました。

人間のための食料のほか、ペットたちの食料の支援があることはとても心強いですね。

しかし、道路が使えなくなってしまったりして人間用の食料でも支給までに時間がかかるので、ペット用の食料はもっと後回しになるでしょう。

ですので、やはり自宅にフードを備蓄しておくことが重要で、ペットフードの入手が困難になってしまっても命を繋ぐことができます。

何日分あれば安心?

人間の備蓄は最低1週間分、2週間分を用意しておけばとても安心かと思います。

それをふまえ、後回しになってしまうペットフードは最低1ヶ月分の備蓄があると安心だと思いました。

我が家には猫3匹、犬1匹がおりますので、それぞれ1ヶ月分のフードのストックが必要です。

猫のうち1匹は尿路結石の療法食を食べています。他のごはんだと血尿が出やすくなるため、療法食はさらに余裕をもって2ヶ月分は用意しておきたいです。

我が家のように、持病やアレルギーがあって特別なごはんを食べている子がいる場合は、余裕を持って2ヶ月分のストックがあると安心です。

ローリングストックすれば常に新鮮

そこで、我が家では「ローリングストック」の方法を取ることにしました。

「ローリングストック」とは、ある一定量のストックを常にキープしておくという意味です。

我が家はネット通販でフードを購入しているので、届くまでに最低3日はかかります。

もし家にストックが全く無い状態で震災が起こってしまったら即食糧難になってしまうため、フードは余裕を持って注文しようと思いました。

そしてローリングストックには他にもメリットがあります。それは、賞味期限が切れる心配が少ないということです。

一定量の余分をキープして注文するため、ストック用のフードが循環するのです。

ローリングストックしておけば、たとえ保存料無添加のフードであっても賞味期限が切れる心配がなくなります。

備蓄用のフードであっても常に新鮮さをキープできるのです。

ちなみに、我が家ではトイレットペーパーもローリングストックしています。

人間もペットもトイレットペーパーは必須なので、常に1袋のストックがある状態をキープできて安心です。

缶詰は非常時に優秀

災害時ではペットたちもストレスを感じ、体調を崩しやすくなります。

緊張したり恐怖を感じたりするとごはんを食べなくなってしまったり、水を飲まなくなってしまう子も多いそうです。

そこで優秀なのが缶詰フードです。

缶詰フードはドライフードよりも好んで食べてくれる子が多いですし、水分量も豊富なので水分補給の助けにもなります。

そして賞味期限が長いのも缶詰のメリットですので備蓄にピッタリですね。

ただ、水分量の多い缶詰フードは開封してしまうと長持ちしませんので、1回分の食べきりサイズのものを用意しておくようにしましょう。

多頭飼いのご家庭の場合は、全員で1回分の大き目サイズの物でも良いと思います。

こちらのように、小型犬5日分の缶詰と、人間のスポーツドリンクのように素早く水分を補給できる飲料、折り畳みボウルの非常食セットも販売されています。



非常時こそおいしくごはんを食べて、ストレスに負けないようにしたいですね!

お水について

人間もペットも、生きる上でお水は最も重要です。

そもそも犬や猫は1日にどのくらいの水分が必要なのでしょうか?

そしてよく「ペットにミネラウォーターはダメ」という意見を目にするのですが、人間用の備蓄水ではダメなのでしょうか?

1日に必要な量はどのくらい?

犬も猫も、体重1kgにつき50~60mlの水分が1日で必要な水分量です。

例えば我が家のミニチュアダックス「ウーノちゃん」の体重は4kgですので、1日に最低でも200mlが必要です。

我が家の全員の体重を合計すると約17㎏なので、1日に必要な総量は約850ml、1リットルあれば安心ということですね。ということは、2週間分で14リットルの備蓄が必要ということです。

ちなみに人間では、1人あたり1日3リットル×最低5日分の水の備蓄が必要とされています。

3リットルも?と思いましたが、どうやら人間は飲料水の他に歯磨きや体を拭くなど清潔さを保つためにも水が必要なので、それを含めて3リットルと推奨されているようです。

人間用のお水に加え、ペットの分もしっかり用意しておくことが重要です。

水の硬度とは?

最近では「5年保存可能」というような、長期保存ができる非常用のお水が売っています。

非常時のための備蓄には長期保存ができるものは嬉しいですね。

犬や猫のためにお水を買っておこう!と思った時に注意すべきなのはお水の「硬度」です。

お水の「硬度」とは、お水に含まれる成分の濃度に関係があり、カルシウムマグネシウムなどのミネラルの含有量が多いものは「硬水」に分類されます。

もうだいぶ昔になりますが「硬水はダイエットに良い」というブームが起こり、私も飲んでみたことがあります。

「硬水」という文字の通り、ゴクリと飲んだ時ののどごしの重たさや飲みにくさを感じたことを覚えています。

ミネラル過多は尿結石のリスクが高まる

私たちにとっても犬や猫にとってもミネラルは生きる上で大切なものなのですが、硬度の高い水は犬や猫にとって「尿結石」のリスクが高まってしまうところに注意が必要です。

「尿結石」とは、膀胱や尿道、腎臓などでミネラル分が結晶化し、その結晶が固まって石のようになってしまう病気です。

ミネラルを過剰に摂取してしまうとこの結石ができやすくなってしまうのです。

尿結石は人間にも起こりうる病気で、特に男性に起こりやすいと言われていますよね。

尿結石は結晶が固まっているため、トゲトゲした石であることが特徴です。

尿結石の恐ろしいところは、トゲトゲの石が尿管を通っていくときに激しい痛みが伴うことです。

私の父も昔尿結石になりましたが、大の大人の男がもんどりうって激痛に苦しんだと言っていました…こんな痛みは大事なペットには感じでほしくありませんね(´;ω;`)

特に我が家の茶トラ男子「オム君」は以前血尿を出したことがあり、その時の検査で少し膀胱に結晶があることを確認しています。それからオム君は尿結石のケアをする療法食を食べているため、我が家の4匹の中では1番尿結石に気を付けてあげなければいけません。

犬や猫の備蓄水には軟水を選ぼう

硬水を飲んだからと言ってすぐさま尿結石になるというわけではありません。

外国や日本国内の地域によっては、水道水が完全な軟水でない場所もあるため、硬水がすぐに尿結石につながるとは言い切れないのです。

逆に、完全な軟水を飲んでいても尿結石に絶対ならないというわけではありません。

しかし、特に猫は尿結石になりやすい子が多いということと、非常時はストレスからお水を飲まなくなってしまう子も多いので、現在尿結石をはじめとするおしっこトラブルを抱えている子には軟水を選んであげることが重要です。

硬水は飲みにくさを感じる方が多いこともあり、市販されている水は軟水」であることが多いです。

中には「赤ちゃんでも飲める超軟水」というお水も売られています。

もしペット用の備蓄も兼ねたお水を用意するのであれば、そのお水が「軟水」であることを確認して購入しましょう。

こちらの5年保存可能な水はペット用にも推奨されています。アレルゲンフリーという点は人間の私たちにとっても安心です。

↓↓↓我が家は人間と共同でこちらを用意しました↓↓↓



↓↓↓こちらは5年保存可能の備蓄水で、「赤ちゃんのミルクに最適な軟水」という点で選びました↓↓↓


まとめ

今回は「ペットのフードとお水の備蓄」についてご紹介しました。

非常時には人もペットもストレスがたまります。

特にペットは飼い主さんや家族の不安を敏感に察知しますので、できるだけ平常心を保てるように備蓄をしっかり用意しておくことが重要です。

備蓄は命を繋ぐためのものですが、同時に「心のお守り」の役割りもあります。

災害は起こらないに越したことはありませんが、備えあれば憂いはありません。

そして、ごはんを食べるということはホッとする時間でもあります。

ストレスを最小限にするためにも、非常時であってもできるだけおいしくごはんを食べてほしいですよね。

我が家では缶詰ごはんはクリスマスや記念日などの特別な日にしか与えていないのですが、やはり缶詰はみんな食いつきが半端ないですし目の輝きも違います(笑)。

ですので、非常食にこそストレスを忘れられる缶詰を用意してあげたいなと思いました。

そして缶詰は長期保存に向いていて、かつ水分補給のサポートにもなる点を知ったのでなおさら備蓄にピッタリですね!

また、お水の用意も忘れずにいなければいけませんね。

ペット用のお水を用意してあげるのが1番安心ですが、ペット専用でなくとも犬や猫の尿結石のリスクが低い軟水のものを選んであげると安心です。

みなさんもぜひ、人間用だけではなくペットのフードやお水の備蓄もしっかりと用意しておきましょう(*^▽^*)

chii

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ライターのchii(ちい)です。 祖父が家畜専門の獣医師であったことがきっかけで、幼少期から動物が大好きでした。 しかし実家ではペットを飼うことを長らく禁止...

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